お世話になっております。
「理系男子の流儀」管理人の「やな」です。
今回は婚活についての初記事です。
先日、お付き合いしているお相手からプロポーズを受けたのですが、その相手の両親に結婚を反対されましたので、その状況と打開策案を記事にまとめます。婚活の一例として、将来結婚を視野に入れている方々のご参考になれば幸いです。

前提条件・スペック
■男性 (私)
- 年齢: 20代後半
- 学歴: 国立理系大学院 博士前期課程修了
- 仕事: ベンチャー企業 / 化学系研究開発職 (電気化学)
- 年収: 700~800万円 (社会人歴6年目)
- 趣味: 音楽・ブログ・株式投資
■女性
- 年齢: 20代前半 (私が大学入学時に中学生)
- 学歴: 国立理系大学院 博士前期課程修了
- 仕事: 大手企業 / 化学系研究開発職 (食品化学)
- 資格: 管理栄養士
- 年収: 350~400万円 (新入社員・研修中)
- 趣味: ファッション・株式投資・音楽

↑ テレビや企業WEBサイト・企業イベント等に出ているので掲載OK。
背後のスタンドは私です。
状況概要
- 交際相手からプロポーズを受け、1年以内に結婚したい旨を伝えられた
※女性からのプロポーズでしたが、私も結婚を視野に入れており同様の気持ちです - 後日、相手が相手の両親に「今交際している人と結婚したい」旨と、私のスペック等を話した
- 結果として、私に懸念材料があると判断され、結婚を反対された
- まだ相手の両親には会っていない状況で、スペックの字面を見た段階では反対という状況

反対理由詳細
- 私がベンチャー企業勤務であり将来性が不安
- 私が国立大学院の博士前期課程修了(=修士卒)であり学歴不足
- 私が東京大学卒ではないため学歴不足
- 私が母子家庭出身であり、実家が貧しいと考えられるため経済負担が不安
直接的表現で端的にまとめると上記のようになります。
そこで、結婚を認めてもらうためにそれぞれ打開策を考えてみました。
打開策
1. 「ベンチャー企業勤務であり将来性が不安」への釈明
以下の内容を理路整然と説明し、会社に将来性があるという理解を得ることを考えています。
- 会社の事業内容・ビジネスモデル
- 将来の事業計画と現在の進捗状況
- 業界全体の市場規模・将来の見通し
『私の仕事の業界は大きな成長産業であり、2020年には4兆円市場に到達見込みです。(市場規模マップ)
また、私の会社では、2030年頃に製品化を目指す、先端技術を用いた製品を研究開発していくため、長期スパンで計画が建てられています。この開発は国家プロジェクトに採択されており、国から助成金を受け取って開発費としています。したがって、ベンチャー企業ながら資金調達はできており、将来の成功は現実的であると判断しています。』
ただ、当然事業に失敗し会社が倒産した場合のバックアッププランの説明も必須です。
前提として、私は以下の通り大手企業を退職し、今のベンチャー企業に転職しました。
転職活動を行った際、ベンチャー企業2社の他に大手企業8社の選考を通過しており、再度転職するポテンシャルがあり、今の会社がダメでも次の働き口があるため安心できると説明することを考えています。
よって、「1. ベンチャー企業勤務であり将来性が不安」については、不安が払拭できる見込みです。
2. 「私が国立大学院の博士前期課程修了(=修士卒)であり学歴不足」への釈明
交際相手の父上と比較した場合においては、学歴不足という事実に関して反論の余地はありません。
交際相手の父上は、博士後期課程を修了し工学博士であるため、娘の結婚相手にも当然同等の学歴を求めるでしょう。
ただ、学歴不足は事実として、それを補う研究者・技術者としての素養があることを示そうと考えています。
例えば、
- 社会人での研究成果の学会発表経験
- 特許出願経験
- 自身の開発品の製品化実績

3. 「私が東京大学卒ではないため学歴不足」への釈明
この点についても交際相手と比較した場合においては、反論の余地はありません。
日本において「東京大学以外は『大学ではない』『無駄』『Fランク大学』『専門学校』」という迷言があるように、東大のブランド力は一部の方々の中では大きい場合があります。
交際相手自身は、日本で最も偏差値の高い国立女子大学出身であり、その学生の中で東京大学の学生と交際・将来結婚する方々が多くいます。このことから、東京大学ではない国立大学出身の私では、学歴不足で不相応と言われても仕方ありません。
この点については、
- 会社には多くの東京大学出身者がおり、同じ立場・待遇で業務に当たっている
もちろん論点のすり替えであることは重々承知です。
ただ、「学歴不足自体を世間体で気にしているのか」、「学歴不足に起因する能力不足を懸念しているのか」、もし後者であれば、この釈明は有効だと考えられます。
4. 「私が母子家庭出身であり、実家が貧しいと考えられるため不安」への釈明
実家の家計においては、主たる収入が母の事務職・パートの労働収入でしたので、まず裕福ではないことは確かです。
例えば、私が幼少期~高校生までの経済状況は以下です。
- 実家の築年数は50年以上でありボロ家。トイレ・風呂が特にその程度が甚だしい。
- 食費、被服費などは常に超節約
- お金が掛かる趣味はNG
- 美容室は行かずにセルフカット
- 旅行等に行ったことはごく稀
- 金銭的に国立大学以外は進学不可能、私立大学は受験すら不可
次年の受験のための浪人不可、大学進学のチャンスは人生で一度切り

ただし、以下のように努力により打開したので、現在は実家の家計に問題はなく金銭的に困ることはありません。
- 私は在学時、国立大学・大学院の授業料免除制度が適用されていたため、6年間の学費約400万円のうち、300万円以上は実家の貯蓄として残した
- 大学在学時、家賃・光熱水費込みで月1万円のボロい狭い刑務所のような学生寮で生活、かつアルバイトをしており、母親からの仕送りは少額だったためその分も実家の貯蓄として残した
- 母が堅実な資産運用・株式投資により、長期複利運用で資産を非常に大きく増やしていた
- 現在母親は無職だが、株式の配当金だけで生活をしている
よって、私と交際相手が結婚した場合、「実家への仕送り等による家計への経済負担は一切不要」と説明します。相手のご両親が懸念していることは、世間体よりも「自分の娘に経済負担があるかどうか」が主なものだと考えられますので、上記を正直に話すことで、裕福な家系ではないことは確かですが、交際相手には迷惑は一切掛からないため、問題ないと判断して下さる可能性があります。
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