お世話になっております。
「理系男子の流儀」管理人の「やな」です。
DTMer、宅録バンドマン向けの引越しについての記事です。
2019年3月に引越しを行い、その際に得た教訓を展開いたします。

- 背景 「通常の引越しとは異なる点」
- 前提条件 「家財」
- 引越しのコツ① 「相見積もりを取る」
- 引越しのコツ② 「大きめの運搬トラックを手配する」
- 引越しのコツ③ 「防音室は専門業者に直接依頼する」
背景 「通常の引越しとは異なる点」
以前から当ブログをご覧の方はご存知かもしれませんが、私はDTM / 宅録を趣味としています。
特に、以下のようなバンド系の楽曲を制作しています。 (以下ではベース・ボーカル担当)
このような楽曲を制作するためにそれなりの数の機材を用いており、
これらは引越し時に、通常の家具よりも配慮して運搬する必要があります。
上記が通常の引越しとは異なる点です。
前提条件 「家財」
①楽器・機材・設備 (※)

- エレキギター × 2
- エレキベース × 1
- ギタースタンド × 3
- midi キーボード ×1
- ラック式エフェクター ×1
- オーディオインターフェイス × 2
- モニタースピーカー × 2
- マイク × 2
- マイクスタンド × 2
- パソコン × 2
- 防音室 (ボーカルレコーディングブース) × 1
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②一般的な家財

- 40インチテレビ × 2
- ローボード × 1
- 作業机 × 1
- 作業イス × 1
- 照明器具 × 2
- 衣装ケース × 10
- メタルラック × 2
- カラーボックス三段 × 1
- カーペット × 1
- 掃除機 × 1
- 洗濯機 × 1
- 扇風機 × 1
- ヒーター × 1
- 電子レンジ × 1
- 冷蔵庫 × 1
- 食器棚 × 1
- ふとん × 2
- 自転車・クロスバイク × 1
- ダンボール(衣類・書籍・食器) ×20程度
特に上記のように楽器・機材・設備を保有した方向けの引越しのコツをご紹介していきます。
引越しのコツ①
「相見積もりを取る」

面積および体積を大きく占有する楽器・機材を保有していると、引越し価格は高くなりがちです。
そこで引越し価格に納得するためには、複数の引越し業者からの見積り(=相見積もり)を取得することが非常に重要です。消費者庁が所管する「国民生活センター」からも、消費者に対してそのように呼びかけがされています。(http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070207_2.html)
以下のように、初回の見積もり「①」に対して、他社相見積もりを基に価格交渉を実施した結果「②」の価格になりました。
引越し業者の見積り価格
- サカイ引越センター : ①70200円
- アート引越センター : ①75600円 → ②70000円
- ハート引越センター : ①72000円 → ②60000円 (約15%引き)
最終的に「ハート引越センター」を選択し、1万円以上低価格で引越しできました。
今回は上記のような価格になりましたが、様々な条件で価格が変動するため、複数社の見積りを取ることをオススメします。
また、常識的な交渉の方法は以下をご参照下さい。
「引越し手続きガイド ~交渉編~」
https://www.hikkoshi-tatsujin.com/pdf/guidebook.pdf
引越しのコツ②
「大きめの運搬トラックを手配する」

引越し業者により、目安としておおよそ以下のようなトラックが選定されます。
- 2トントラックショート:単身者・ワンルーム
- 2トントラックロング:2人暮らし
- 2トントラックロングワイド:上記より荷物が多い場合
引越しの際、通常の家財は可能な場合積み重ねられることが多いです。ただし、前提条件に記載した通り、今回は楽器や機材が多く、これらを積み重ねることは避けたいです。
DTMer・バンドマンの方は、引越し業者の担当者がこれを理解しているかどうか、必ず確認しておいた方が良いでしょう。
場合によっては、ぎりぎりサイズのトラックで機材を積み重ねた状態で運搬されてしまう懸念があります。
今回依頼した「ハート引越センター」の営業担当者さんは偶然バンドマンだったので、機材を積み重ねない場合の専有面積・体積を算出して下さり、通常より大きめの「2トントラックロングワイド」で引越すことになりました。
引越しのコツ③
「防音室の移設は専門業者に直接依頼する」


防音室は移設の際、「分解」「運搬」「組立」の作業が必要になります。
防音室は重量が重いため作業安全性のためには、これらは専門業者に依頼する必要があります。
私はヤマハ アビテックス 「AWB3508H」 (0.8畳、Dr35)を保有していますので、専門業者の手配のためヤマハのWEBサイトを参照しました。
サイトには、専門業者への依頼は「販売店(楽器屋など)が窓口」と記載されていました。
それに従い、防音室の大手販売店に移設の見積りを取ったところ「約10万円」となりました。
妥当性を感じられない価格だったので、ネット検索で見つけた防音室専門業者に同条件で見積りを取ったところ「5万円 (50%引き)」となりました。
施工時の雑談で、なぜ同じ作業で価格が2倍も異なるのか尋ねると、「大手販売店が仲介手数料を取るため」と回答がありました。
さすがに仲介手数料で施工費用と同額を上乗せするのは、明らかに妥当ではないと感じました。
したがって、防音室の移設の際は、「防音室専門業者・工務店に直接依頼すること」をオススメいたします。
以上、DTMer / 宅録バンドマン向けの引越しのコツをご紹介いたしました。
- 引越しのコツ① 「相見積もりを取る」
- 引越しのコツ② 「大きめの運搬トラックを手配する」
- 引越しのコツ③ 「防音室は専門業者に直接依頼する」
ご参考になれば幸いです。

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