お世話になっております。

今回は、メタルコア向けのギター用VSTアンプシミュレータ Joey Sturgis「Toneforgeシリーズ」のご紹介です。

JST Toneforge - Ben Bruce 公式

Joey Sturgis とは
Joey Sturgis (ジョーイ・スタージス)といえば、主にメタルコア系の作品を手掛ける音楽プロデューサーです。「Asking Alexandria、Attack Attack!、Woe, Is Me、The Devil Wears Prada」等、メタルコア界を代表するバンドのサウンドプロデュース、レコーディング、ミックス・マスタリングを行なっています。

↓ Joey Sturgis プロデュースアーティストの一例 「Asking Alexandria」


アンプシミュレーターとは
アンプシミュレーターとは、アンプを通した出音を再現するエフェクターです。アンプで爆音を鳴らした場合の出音を、自宅のライン録りで再現することができます。
例えば、最近流行りのハード機材では以下のものがあります。

↓ 個人的には、Line6 / POD HDシリーズがコストパフォーマンスが良くおすすめです。



私がサウンドプロデュースをしているバンドのうち、4つのバンドのギタリストが宅録で使用しています。彼らのPOD HDを使用した音源は、コンテスト入賞や音楽ゲーム、企業のBGMへの採用等の実績もあり、商用レベルでも十分通用しています。





ハード機材については上記のようになりますが、アンプシミュレーターにはソフトウェア(VST)版もあります。例えば、以下のものが挙げられます。

上記のうちGuitar RigとGTRは試したことがあります。ただ、個人的な意見ですが、求める基準の出音が得られませんでした。

↓ 個人的には、Positive Grid / BIAS FX が最も好きな音で、十分使えそうなのでおすすめです。(まだ試したことはありませんが、ネットでの評判は上々です。)





VSTアンプシミュレーター Joey Sturgis 「Toneforge Ben Bruce」
ここから本題ですが、VST(ソフト)アンプシミュレーターには、Joey Sturgisがプロデュースしているものがあります。現在、リリースされているのは以下です。
  • JST / Toneforge 「Guilty Pleasure
  • JST / Toneforge 「Menace
  • JST / Toneforge 「Jason Richardson
    ↑ 元CHELSEA GRINのギタリスト"Jason Richardson"のシグネチャーモデル
  • JST / Toneforge 「Ben Bruce
    ↑ Asking Alexandriaのギタリスト"Ben Bruce"のシグネチャーモデル



各種とも収録アンプモデルは一つだけで、キャビネット・エフェクト類も選択肢は少ないです。ただ、立ち上げ直後のプリセットで既に使える音で、多くの調整は不必要なので問題ないと感じました。
いずれもメタルコア・ポストハードコア・Djent向きのサウンドが簡単に得られます。

↓ それぞれの音色を比較した動画が以下にあります。(Jason Richardsonはこの比較動画にはなし)



どれも素晴らしい音です。ただ、サウンドの傾向が似ているので、どれを選ぶべきか迷いますね。個人的には、使いやすそうな音色は、Toneforge 「Ben Bruce」と、Toneforge 「Jason Richardson」だと感じました。

↓ Toneforge 「Ben Bruce」実演デモ



↓ Toneforge 「Jason Richardson」 公式トレーラー





JST / Toneforge シリーズに関するツイート
ネット上のみなさんの反応は以下をご参照ください。多数の方の意見を確認することで、どのアンプモデルを選択するか参考になると思います。



購入サイト
以下のサイト等から購入できます。(英語)
現在、日本の代理店では取扱いはないようです。

2018年1月27日(土)現在、AudioDeluxeではJSTプラグインの大幅(~70%)割引きセールを行なっています。(※セール終了日は確認できませんでした。) 今回、ご紹介したJST / Toneforgeも通常約1万円が約3000円になっています。ちなみに、他にもJSTの各種VSTプラグインエフェクトも割引きで販売されていましたが、こちらはWavesのバンドルがあれば不要だと感じました。

チャンスだったので、私は、Toneforge 「Ben Bruce」と、Toneforge 「Jason Richardson」を購入しました。時間があれば、デモ曲を上げる予定です。

デモ曲
私の所属するバンド「Doors To Memory」のギタリスト「OwMyOwl」くんが、購入直後さっそくデモを作ってくれました。私がモタモタしてたら、代わりにサクッと作ってくれました。頼もしいです。


↓ Toneforge 「Ben Bruce」デモ



OwMyOwlくんについてはこちらをご参照
■ Twitter    : https://twitter.com/OwMyOwl
■ Soundcloud : https://soundcloud.com/user-827635210







以上、ご参考になれば幸いです。





ちなみにメタルコアっぽいドラムは以下から無料で入手できます。

【メタルコア向け】 フリードラム音源 「【メタルコア向け】 フリードラム音源 「"Joey Sturgis" style Drum Sample」 : 理系男子の流儀