
どうも皆さんこんにちは。
連日雨ですね。
皆さん体調管理とくせ毛対策にはお気をつけくださいませ。
さて、今回も上から目線で作詞・作曲についての記事を書いていこうと思います。
今回のテーマは前回の記事で紹介した「Crazy daysの作詞の補足」にしましょう。
黒歴史を紐解くようで気色悪いですが、自虐することもまた一つのアイディア素材かと。
上記記事で紹介した手法をもとに逆算形式で説明したいと思います。
※注意※
本人は説明できてる気になっているので、頑張ってついてきてください。

iTunes試聴リンク
『Crazy days』
Music : Disordered System
Lyrics : MINAMIN
The world is running
Lies and truth cross
Soldiers hope peace
But they are killing others now
Monotonic days
People going crazy
The wave of society drink
people their hurts collapsed
Soldiers
Despot
Murders
Victim
Saint man
God !!!
A statesman's falsehood
People are confusing
Systematic life ride on
the wave of a chaotic stage
Fragmentary memories
The path is worthless
I lose myself
in this noisy world
Sound doesn't finish ringing
I seek silence
The world restrict me
I seek freedom
(日本語訳)
世界は動き続ける
虚偽と真実が交差する
人々は平和を願いながらその裏側で毎日殺戮を繰り返す
単調な日々
狂っていく本能
情報の波に飲まれて人々の心は崩壊していった
兵隊
独裁者
殺人者
被害者
聖人
神
政治家の嘘
人々は混乱する
淡々とした日々は混沌とした段階の波に乗る
断片的な記憶
歩むべき方向には価値がない
この騒々しい世の中で私は自分自身を失う
鳴り止まない音
私は静寂を追い求める
世界は私を束縛する
私は自由を追い求める
世界は動き続ける虚偽と真実が交差する人々は平和を願いながらその裏側で毎日殺戮を繰り返す
(↑後の説明のためにAパートと呼称します。)
この部分を逆算していきましょう。
「ケータイがうるさい」という今(作詞当時)目の前で起きてる事象を主軸として、
「情報化社会」や「離れたところと現地を結ぶ手段」、「リアルタイム」といった連想をします。
そこから「世界は動き続ける」という言葉が生まれます。
連想中に出会い系サイトのサクラメールが届き、「超絶美女となんやかんやできる!」という高揚感を「嘘という現実」が塗り替えていく様を目の当たりにします。
これが「虚偽と真実が交差する」に昇華されたわけです。
※ワンポイント※
出会い系サイトは使用しておりません。
そんな裏切られた感満載の中、ニュースはテロや殺人について。
「超絶美女となんy」とまぁなんとも平和ボケした状態ですし、
「人々は平和を願いながらその裏側で毎日殺戮を繰り返す」は言葉として形にしやすいですね。
さてここから本気を出していきます。
主軸を「ケータイがうるさい」としてきましたが、貧相発想な私ではこれ以上膨らみません。
ここで副軸さんの登場です。
今まで書いてきた文書をテーマとして、さらにそこから連想を続けていきます。
すると、
兵隊独裁者殺人者被害者聖人神
の並びに結びつきませんか?
次は
単調な日々狂っていく本能情報の波に飲まれて人々の心は崩壊していった
の部分に着手します。
この部分は、発想の順で言うと
情報の波に飲まれて人々の心は崩壊していった
狂っていく本能
単調な日々
と作詞しています。
「情報化社会」と「Aの歌詞」から「情報の波に飲まれて人々の心は崩壊していった」という文書を生み出します。
あとはそれに見合う言葉を探していきます。
「人々の心は崩壊」を別の言葉に変え、「狂っていく本能」として歌詞にねじ込みます。
少し飛躍しますが、「情報の波」から「単調な日々」を生みます。
この間にある思考は、「毎日毎日同じようなニュースばっかだなー」「また出会い系メールか」のようなものだったかと。
最後に
鳴り止まない音私は静寂を追い求める世界は私を束縛する私は自由を追い求める
を紐解いて終わりましょう。
ここは対極連想です。
主軸さんに帰ってきてもらいます。
「ケータイがうるさい」から直接「鳴り止まない音」、
「うるさい」から対極の「静寂を追い求める」とつなげます。
「静寂を追い求める」を言い換えて「自由を追い求める」、
その対極として「世界は私を束縛する」。
対極連想で言葉を出し、それを並び替えただけでそれっぽくなりました。
言葉を生み出すには、言葉を知る必要があります。
作詞発想のヒントは世の中にたくさん転がっているような気がします。
その日あったこと、世の中で起こっていること、昨日読んだ本、明日やりたいこと。
それを「何となくそれとなく」から「こうだからこうだ」「自分なりにこうだ」というイメージに変えてみてください。
きっと「無駄なノイズ」が「必要な帯域」に変わるとおもいます。
長くなりましたが、ポイント整理といきましょうか。
- 連想した言葉を副軸として、さらに連想の幅を利かせる。
- できた文章をパズルのように組み替える。
- 「何となくそれとなく」から「自分なりにこう」というイメージで過ごしてみる。
ここまで偉そうに上から目線で書いてきましたが、皆さん気分を害されてないですか?
もっとここを詳しくなどご意見あれば、コメントで頂戴できれば幸いです。
では皆さん、お疲れ様でした。
あでぃおす。
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