理系男子の流儀


【化学系研究開発者・個人投資家・副業音楽家・元DTM速報の人】がDTM、化学、お金に関する情報を発信しています(月2.5~3.0万人閲覧)。音楽はメタルコア・ポストハードコア・エモ・スクリーモが好き。 ※元 : DTM速報 (DTM情報ブログ / 2ch DTM板 まとめサイト)

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    お世話になっております。
    理系男子の流儀」管理人の「やな」です。

    2019年9月収支と取引き銘柄」を公開いたします。

    株や事業へ投資をして金のなる木を手に入れようとしている投資家




    現在までの株式資産推移

    【株式資産推移 年次】
     2015年 3月末 100万円 ※20代で運用開始
     2016年 3月末 132万円 (前年比 +32万円)
     2017年 3月末 368万円 (前年比 +236万円)
     2018年 3月末 557万円 (前年比 +189万円)
     2019年 3月末 752万円 (前年比 +195万円)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【株式資産推移 今年の月次】
     2019年  1月末 732万円 (前月比 +66万円)
     2019年  2月末 海外出張・引越しで多忙のため未確認
     2019年  3月末 752万円 (前々月比 +20万円)
     2019年  4月末 766万円 (前月比 +14万円) 55万円 引越し関連費用として出金済
     2019年  5月末 735万円 (前月比 -31万円)
     2019年  6月末 691万円 (前月比 -44万円) 80万円 結婚関連費用として出金済
     2019年  7月末 732万円 (前月比 +41万円)
     2019年  8月末 740万円 (前月比 +8万円)
     2019年  9月末 821万円 (前月比 +81万円)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    下記の日経平均株価推移の通り、9月3日(火)から9月17日(火)にかけて株価が10連騰しました。
    9連騰時点で約2年ぶりの株価連騰記録です。

    2019年9月_日経平均推移_10連騰
    ■引用元 投資の森
    https://nikkeiyosoku.com/nikkei225_data/?start_date=2019-09-01&end_date=2019-10-01


    株価推移の考察は以下をご参照ください。

    日経平均2年ぶり9連騰 「世界緩和」期待で買い戻し  :日本経済新聞日経平均2年ぶり9連騰 「世界緩和」期待で買い戻し  :日本経済新聞 

    この株価の連騰により、含み損が大幅に回復しました。
    また、配当金を複数回受け取り続けた銘柄もプラスに転じたため売却することができました。

    私の投資方法は、「底値で買って、株価が(配当金以上に)上がるまで何ヶ月・何年でも待つ」という手法ですので、大幅下落時に購入した銘柄を売却するチャンスでした。
    このチャンスで売買した銘柄は以下です。




    「2019年9月の取引銘柄と収支」


    【買付け】 合計 79.0万円
    • NTTドコモ (9437)
      100株 買付け 27.9万円
    • ディアライフ (3245)
      200株 買付け 10.3万円
    • GCA (2174)
      100株 買付け 7.4万円
    • JFEホールディングス (5411)
      100株 買付け 13.3万円
    • アサンテ (6073)
      100株 買付け 20.0万円

    【売付け】 合計 173.7万円
    • NTTドコモ (9437)
      200株 売付け 56.6万円
    • 象印マホービン (7965)
      200株 売付け 28.0万円
    • ディアライフ (3245)
      500株 売付け 26.2万円
    • GCA (2174)
      300株 売付け 22.5万円
    • JFEホールディングス (5411)
      100株 売付け 13.6万円
    • 本田技研工業 (7751)
      100株 売付け 26.8万円

       →売却益合計:
    +2.6万円


    【配当金】 合計 1.2万円
    • 日本たばこ産業 / JT (2914)
      12272円

       →配当金合計:1.2万円



    【株主優待】 合計 0万円
    • なし
       →株主優待合計:0万円


     2019年9月の確定利益
    合計「+3.8万円





    今後の展望

    以下の株式銘柄の購入を検討しています。
    • タツタ電線 (5809)
    • 武田薬品工業 (4502)
    • ワールドホールディングス (2429)
    • きもと (7908)
    • 虹技 (5603)
    • 日本製鉄 (5401)
    • キヤノン (7751)
    • ジェイエイシーリクルートメント (2124)
    • GCA (2174)
    主に配当金狙いのため、それぞれ配当金の権利付日までに購入する予定です。
    購入タイミングとしては底値を狙っており、逆張りで指値注文をしています。

    株価の大幅下落が起こった時に自動購入されるように設定しているため、10月は景気次第ではあまり買えない可能性があります。
    【【株式投資】 2019年9月の取引銘柄と収支公開】の続きを読む


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    「参加者募集中」のイラスト
    お世話になっております。
    理系男子の流儀」管理人の「やな」です。

    お久しぶりの音楽・DTM系の記事です。
    先日、私の音楽仲間の一人である「OwMyOwl」くんが以下を企画してくれました。


    あなたのDTM環境、見せて下さい - TwiPlaあなたのDTM環境、見せて下さい - TwiPla 




    ◯企画の趣旨

    • 希望者様の「DTM環境の写真」と「イチオシ楽曲」を当サイトでご紹介いたします


    以下に私の場合の掲載例を示します。


    ■やな / ロケットえんぴつ3号
    https://twitter.com/rocketpencil3go


    ■写真掲載例 (最大3枚まで)

    088A2878

    ■使用機材
     DAW / Steinberg Cubase Pro 9
     IF / RME Fireface UCX
     Mic / BLUE Baby Bottle
     Guitar / Ibanez Iron Label RGIR27BFE (WNF)
     Bass / Ibanez SR505-TKF
     Processor / Fractal Audio Systems Axe-Fx II XL
     Drums / TOONTRACK SUPERIOR DRUMMER 2.0
     Plugins / WAVES


    ■楽曲掲載例 (最大2曲まで)

    ◯ベース、ドラム、コーラス担当


    ◯ベース、ボーカル担当



    ■コメント例
    DTMでメタルコア・ポストハードコア・ロック系の楽曲を制作しています。
    デジタル配信作品は「https://octahedronvoices.bandcamp.com/」にまとめていますので、よろしければチェックしていただけますと嬉しいです。
    また、使用機材やミックス・マスタリング等について、ご質問があればお気軽にTwitterまでご連絡ください。





    ◯参加メリット

    • 制作した楽曲を聴いてもらえる機会になる
      → 当サイトは月間2.5万~3万人の閲覧者様がおられますので、効果がある可能性があります。

    • DTMerさん同士で交流が生まれる機会になる
      → 機材写真・楽曲が気になった方から、Twitterまでコンタクトがある可能性があります。
        そこからコラボ活動につながったり、同士ができたり、良い影響が期待されます。


    ご自身のTwitterで投稿した場合と比較すると、フォロワーさんの数にあまり関係なく、こちらの方が効果的だと考えられます。

    理由としては、Twitterでは、画像を投稿しても既に知り合いのフォロワーさんにしかタイムラインで表示されないためです。また、Twitterは全員が発信者側であるため、タイムラインをあまり見ていない場合があり、もし見ていたとしても目的のない流し見で意識的に情報を求めていない場合があるためです。


    当サイトは90%以上がGoogleからの検索流入ですので、特定の情報を求めている方々が閲覧しています。例えば、投稿予定の記事では「DTM環境 ロック」のようなワードや、画像検索からのアクセスが見込まれ、閲覧者様は写真や楽曲に必ず目を通すことになります。
    このように閲覧者様の意識が異なるので、効果が高いと考えられます。



    この企画がDTMerさん同士の交流のきっかけになれば非常に嬉しいです。



    ※実際、私とOwMyOwlくんはネットから交流を始めて、一緒にバンド活動をしたり、M3に出展してCDリリースしたり、観光や飲みに行ったり、仕事の相談をしたり、深い交流があるうちの一人です。
    インフルエンサーのイラスト(男性)



    【【募集】 DTMerの皆さんの「DTM環境と制作楽曲」を当サイトに掲載しませんか?】の続きを読む


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    お世話になっております。
    理系男子の流儀」管理人の「やな」です。
    化学製品の研究開発に従事しております。


    今回は本業の知識を活かして、スマートフォン用のバッテリー等に用いられているリチウムイオン二次電池の動作原理を簡単に解説してみたいと思います。前半は万人向けの優しい解説、後半は理系向けの少し詳しいステップアップ解説となっております。





    ◯背景

    勉強中にスマホを使う人のイラスト(男性)


    スマートフォンは2010年頃から次第に普及率が上昇していき、内閣府の消費動向調査によると2019年現在では普及率80~90%にまで達していることが分かっています。
    また、iPhone (Apple)、Xperia (SONY)、Galaxy(SAMSUNG)、Optimus(LG)、のように多数のメーカーが競ってスマートフォンを販売しています。

    このような普及状況ですが、スマホのバッテリーの動作原理を知った上で使用されている方は多くはないのではないでしょうか?例えば、「スマホのバッテリーを長持ちさせる方法」というワードで検索すると、メカニズムの説明なく解説された記事が大半を占めているという状況です。

    そこで、スマホとともに化学の普及を促すため本記事を作成するに至りました。


    なお、2019年10月9日に本技術の基礎を研究開発した成果に対して、旭化成・吉野彰氏(名誉フェロー)らにノーベル化学賞が送られました。

    ノーベル化学賞の旭化成・吉野彰氏、満面の笑顔で受賞会見(2019年10月9日)







    ◯スマホ用バッテリーの外観

    まずはスマホの代表iPhoneを解体してバッテリーの設計分析(ティアダウン)を行った動画をご覧ください。
    Apple正規店でもバッテリー外観は見せてくれないので、貴重な動画です。


    iPhone X Teardown and Analysis!


    • 再生開始時、最初に引張っている白いものは、電池の中身ではなく接着剤です。
    • 解説は英語ですが、もし理解できなくとも外観を把握するだけで十分です。

    次にこのバッテリーの中身について見ていきます。





    ◯スマホ用バッテリーの中身

    What's inside iPhone battery ???


    • バッテリーの黒い外装フィルムを剥がすと、レトルト食品等にも使用される銀色の「アルミラミネートフィルム」が出てきます。
    • さらにアルミラミネートフィルムを剥がすと、中から「黒いシート」と「半透明のフィルム」が出てきました。表面は濡れています。
    • よく見ると、黒いシートは2種類あります。そして、「黒いシート」と「黒いシート」の間に「半透明のフィルム」が挟まっています。
    • 爽やかで楽しげなBGMとともに電池を解体していますが、投稿者さんは皮膚の腐食、電解液による失明、電池の発煙・発火・爆発等により死に至るリスクを背負いながら解体しています。(知識がないためできる所業だと思いますが…)

    ■中身の材料の名称
    • 2種類の黒いシート :「正極」と「負極」
    • 半透明のフィルム :「セパレータ」
    • 電池内の液体 :「電解液」
    といいます。
    次にこれら中身の動作原理を見ていきましょう。





    ◯スマホ用バッテリーの中身の動作原理

    現在のスマホ用のバッテリーには、「リチウムイオン二次電池」という種類の電池が用いられています。




    ■構成材料の役割

    上記の動画に示されている材料の役割は以下です。
    • 正極 :電気エネルギーの源 (動画左側のカラフルな方)
    • 負極 :電気エネルギーの入れ物 (動画右側の六角形の方)
    • セパレータ :正極と負極の間の壁    (動画中心の液体の内部)
    • 電解液 :リチウムイオンの移動手段 (動画中心の液体)

    • 電子 :電気エネルギーの正体 (動画の小さい水色球体)
    • リチウムイオン :電気エネルギーの付き人 (動画の緑色のニコちゃん球体)

    大体こんなイメージで良いと思います。
    簡単にいうと、電池とは化学反応を用いて「電気エネルギー(電子)を負極に貯めるデバイスということができます。





    ■電気エネルギーとは

    前述の通り電気エネルギーの正体は電子です。

    充電によってこの電子を入れ物(負極)に貯めるためには、
    動画のように必ずリチウムイオン(付き人)が電子とセットで動く必要があります。

    理由としては、電子というのはマイナスの性質(-)、リチウムイオンというのはプラスの性質(+)を持っており、それぞれが磁石のように引き付け合うためです。
    • 電子 / e (動画の水色の小さい球体)
    • リチウムイオン / Li (動画の緑色のニコちゃん球体)
    リチウムイオンが電子を引き付けるという性質を利用し、電子を入れ物(負極)に貯めたり、出したりしているわけです。
    また、プラスイオン(カチオン)の中でも、特にリチウムイオンがその役割に最も適しているため、現在はリチウムイオン二次電池が普及しているという状況です。
    赤いS極と、青いN極がある、棒形の磁石のイラスト




    ■充電

    動画(4:44)では、スマホ-充電器をコンセントに挿した瞬間の充電反応から始まっています。
    流れの概念は以下のようになります。
    1. 電源による電圧の力で、無理やりエネルギーの源(正極)から電気エネルギー(電子)を取り出す
    2. 取り出したエネルギー(電子)を外部回路を経由して入れ物(負極)に貯める

    つまり、充電というのは、充電器の力により自然の摂理に逆らって、電気エネルギー(電子)を正極(エネルギーの源)から負極(エネルギーの入れ物)に貯める工程と言えます。

    スマホを充電ケーブルで充電している様子を描いたイラスト
    スマホ等の電子機器では、正極に電気エネルギーの源がある状態(充電前)では電池容量は0%と表示され、負極(入れ物)に電気エネルギーがある状態(充電後)では、電池容量は100%と表示されるように設定されています。





    ■放電

    放電は前述の充電反応が逆方向に進行するだけです。
    放電というのは、バッテリーの負極から電気エネルギー(電子)を取り出してスマホを動作させることであり、このときは、ご存知の通りコンセント・充電器からの電源は必要ありません。

    これは、「鉄を放っておくと自然に錆びるように」、「高い所から低い所へ物体が落ちるように」、自然の摂理に従った方向の化学反応であるためです。

    寝転がってスマホを使う人のイラスト(男性会社員)



    ■セパレータの役割と安全性

    セパレータ(正極と負極の間の壁)の役割は、電子を外部回路を経由させるようにすることです。
    放電時は、外部回路を経由させることで、スマホの動作に必要な分だけ電子を制御して取り出すことができます。

    もし、セパレータが破れたり、穴が空いたりした状態だと、せっかく時間を掛けて充電して負極(入れ物)に貯めた電気エネルギー(電子)が一瞬で正極(エネルギー源)に戻ってしまいます。これを短絡(ショート)と呼びます。
    また、一瞬で多くのエネルギーが移動する時には、激しい発熱を伴うため、場合によっては発煙・発火・爆発に至ります。電池発火事故はこの短絡がきっかけであることが多いと推定されます。


    ご参考までに、100%充電(満充電)状態のiPhoneの電池をカッターで傷付けて、セパレータをわざと破った場合は以下の動画のような規模の発煙・発火が生じます。数時間掛けて負極(入れ物)に貯めたエネルギーが一瞬で外に放出されたため、このようになります。


    iPhone battery catch fire






    ◯まとめ

    • 電池とは化学反応を用いて「電気エネルギーを負極に貯めるデバイスと言えます。
    • 充電時はコンセントからの電源の力により、自然の摂理に逆らって、電子(電気エネルギーの正体)はリチウムイオン(付き人)とセットで負極(入れ物)に貯められます。
    • 貯めた電気エネルギーは、自然の摂理に従った化学反応で必要な分だけ放電されてスマホを動作させます。

    簡単な理解としては、上記で十分だと考えられます。
    これを知っておくと、電池の劣化メカニズムや危険性などを理由が分かった上で理解することができます。
    それにより、電池を長持ちさせることができたり、安全に使用することができたり、といったメリットがあります。
    次回の解説記事では、このメカニズムを前提として、電池の寿命向上方法や、危険性について取り上げていきたいと思います。

    【【初心者向け】ノーベル化学賞2019を受賞したスマホ用バッテリーの動作原理を分かりやすく解説】の続きを読む




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