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お世話になっております。
DTM速報管理人「ロケットえんぴつ3号」です。

就活の時期になると大学生から就職活動についてのアドバイスを求められることが多いです。
というのも、会社ではリクルーターとして、説明会に来た学生に就活アドバイスをしたり、
優秀な学生の選定をしたりしているからです。
(リクルーターとは:人事から要請を受けて採用活動を補助する社員)

今回は、学生によくアドバイスしている項目の一つ、
趣味やサークル活動を基に、履歴書・ES (エントリーシート)・面接で、
効果的に自己PRする方法の一例をご紹介します。
本記事の前提条件
  • 新卒の学生が就職活動の際に参考にするための記事
  • 私の個人的な考えに基づくもので、必ずしも正解ではない
背景
この手の記事は、記事を書いている人の経歴や立場によって有益性が決まります。
例えば、学歴、志望企業・業種・職種が近い程、役に立つ可能性が高いと考えられます。

したがって、以下の項目を見て、アドバイスが参考になりそうと判断できた場合のみ、
本記事を閲覧下さい。時間を大事にするために、情報の取捨選択をお願い致します。

  • 最終学歴
    国立大学 大学院 博士前期課程 修了 (理系)
  • 就職活動成果
    一社目で第一志望企業に内定、就職活動を終了
  • 趣味
    創作活動 (DTM・宅録 , バンド) 、 ブログ
  • 大学時代のサークル活動
    軽音楽サークル 

  • 会社
    電機大手8社のいずれか
    (日立製作所 / 東芝 / 三菱電機 / Panasonic / SONY / 富士通 / NEC / SHARP)
  • 業種
    製造業 - 電気機器 / 化学
  • 職種
    研究・開発・設計関連
本題
この時点で本記事に興味を持った方々のみが残って閲覧して下さっていると思いますので、本題に移ります。

履歴書・エントリーシート

履歴書 フリー画像

履歴書・エントリーシートでは、趣味について記載する欄は小さい場合が多いと思います。
したがって、以下の点をおさえておきましょう。
  • 「創作活動」、「作曲」、「バンド」だけでなく、
    面接官の興味を引くような成果や特徴、特技を一言添えて書く
    (成果は可能であれば数値化して、客観的なデータを示す)
  • 学んだことや、身につけたスキルを簡潔に書く

例 ) 実際に内定を得た履歴書に書いた内容

趣味・特技: 音楽活動(バンド・作曲・DTM・宅録)、ノウハウブログ執筆
音楽活動ではより良い楽曲作りのため録音・編集技術を学び、現在はiTunes , amazonで楽曲配信されています。(←成果)ブログではWEBマーケティングを学び、1日1500人、総計100万人以上に閲覧されています。(←数値化した成果)そこから未経験のことでも諦めず努力すれば必ず成果が出ることを学びました。( ←学んだこと)

※履歴書・ESでは、欄が狭いため、「未経験のことでも諦めず努力すれば」と
   精神論しか書いていません。ただし口頭では、戦略的なプロセスを論理的に語ります。

面接

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趣味やサークル活動を面接でアピールする際、重要な点は以下です。
  • 1つの成果にフォーカスし、成果達成までのプロセスを論理的に語る
    (目標・計画→実行→結果検証→改善施策→最終成果)
  • アピールする点は客観的なデータで「数値化、比較」等を用い、具体的に話す
  • 最後は「趣味で培ったスキルが会社に入社した後、どう役に立つか」を話す
実際に内定を得た例) ①ブログ

 ノウハウブログは、趣味である宅録で生じた疑問や問題の解決方法を検索した際、
私のような初心者が理解できる情報が少なかったことから、初心者の検索による
アクセスから閲覧されることを目的として始めました。
目標は難しいと言われている100万アクセスとしました。(←目標)
 開始当初は、1日50人以下のアクセス数が数ヶ月続きましたが、(←結果検証)
アクセスアップの手法の一つであるWEBマーケティングを独学で学び、(←改善施策)
3年間試行錯誤した現在では1日1500人、総計100万人以上に閲覧されています。
(← 比較・数値化、成果)

 ここから学んだことは、新規に取り組むことでも、効果的な手法を検証し続ければ、
必ず成果が出るということです。学んだことは、新規材料・製品の研究開発でも
顧客・市場の需要を理解することや、開発プロセスとして活かすことができ、
御社の開発を促進できると考えています。(←会社でどう役に立つか)


実際に内定を得た例) ②DTM・宅録

 音楽活動は大学3年生から始め、ネット上で1万人以上の方に自分の作品を
聴いていただくことを目標としています。(←目標)
 開始当初は1曲当り100回にも満たない再生数でしたが、
録音・音声編集技術に乏しくクオリティが低いことが原因と推測し、(←結果検証)
書籍やネット上の情報を基に独学で学び、(←改善施策) 現在では1曲当りの再生数が
平均1000回を超え、全楽曲のネット上の総再生数は10万回を超えました。(← 比較・数値化、成果)
 また、知名度が上がることで、楽曲提供や、楽曲の録音や音声編集を
依頼されるようになり、収益が機材への投資額を上回るようになりました。(←成果)

 ここから学んだことは、新規に取り組むことでも、効果的な手法を検証し続ければ、
必ず成果が出るということです。学んだことは、新規材料・製品の研究開発でも
開発プロセスとして活かすことができ、御社の開発を促進できると考えています。
(←会社でどう役に立つか)


※「会社でどう役に立つか」は、例①と例②で類似していますが、一回の面接で両方は
  話さないので、問題ありませんでした。


成果が得られていない場合

 このアドバイスをしたときに、まだ成果が得られていない場合、
どう説明すれば良いのか聞かれることが多いです。
その場合は、以下のように説明すると良いと思います。 
  1. 目標、計画を話す
  2. 結果の検証からなぜ成果が出ていないかを話す
  3. 成果が出るための改善施策を提案
  4. ○ヶ月後には目標成果が出ると推測され、
    現状は○%成果達成に近付いていると話す
  5. 改善施策により、成果に近付いており、
    成果達成までのプロセスを学んだと話す
  6. 学んだことは、御社の○○に貢献できると話す
悪い例
就活 悪い例 フリー画像


以下のサイトに、趣味のアピール方法を失敗した例が示されています。
いずれも、正しい手法でエピソードを語れば防げる可能性が高いミスです。
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