理系男子の流儀


【化学系研究開発者・個人投資家・副業音楽家・元DTM速報の人】がDTM、化学、お金に関する情報を発信しています(月2.5~3.0万人閲覧)。音楽はメタルコア・ポストハードコア・エモ・スクリーモが好き。 ※元 : DTM速報 (DTM情報ブログ / 2ch DTM板 まとめサイト)

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    ベース

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    お世話になっております。
    DTM速報管理人「ロケットえんぴつ3号」です。

    今回は電池についての記事です。
    電池の中でも、エフェクターやアクティブピックアップ等の
    楽器に用いられている「9Vバッテリー」に着目します。
    アクティブベースと電池
    私は、エレキベース「Ibanez SR505」を使用していますが、
    これはアクティブベースであり本体にプリアンプを内蔵しています。
    これにより、ベース本体でイコライザーが調整でき、音作りの幅が広がります。
    また、ノイズに強いという利点もあります。
    (一方、プリアンプを内蔵していないベースは、パッシブベースといいます。)

    以下のように、ベース本体 + アンプシミュレータで過激な音作りが可能です。


    ただし、アクティブベースの使用には、電池が必要であり、
    その電池としては、一般的に以下のような「9Vバッテリー」が用いられます。

    アクティブベース用アルカリ電池

    Duracell Procell PRO-9V 「9V形アルカリ乾電池」

    アルカリ電池とマンガン電池
    9Vバッテリーには、マンガン電池アルカリ電池があります。
    以下に化学反応の観点から、それぞれの電池の違いを説明していきます。

    マンガン電池

    マンガン電池は、以下の材料で構成されています。
    負極    :亜鉛(Zn) <円筒状の亜鉛缶>
    正極・減極剤:二酸化マンガン(MnO2)
    正極導電助剤:炭素(黒鉛)
    電解液   :塩化亜鉛(ZnCl2)・塩化アンモニウム(NH4Cl)水溶液

    そして、以下が放電時の反応式として知られています。
    負極 : Zn → Zn2+ + 2e- 
    正極 : MnO2 + H2O + e-  → MnO(OH) + OH-

    負極の亜鉛が酸化されイオン化し、電子を放出。
    電子が外部回路を経由し、黒鉛に集められ、正極の二酸化マンガンが電子を受取り還元。
    このとき、電子が外部回路を経由する際、電池から電気エネルギーが得られます。

    また、負極が酸化され発生した亜鉛イオン(Zn2+)は、弱酸性である電解液(塩化亜鉛(ZnCl2))と反応し、4ZnCl2・4Zn(OH)2等を形成します。この反応は、負極表面の亜鉛イオンを取り除き、亜鉛が溶解し続けられるようにし、起電力の低下を抑制する役割を果たしています。一方で、これは不可逆反応であるため、充電(=電気エネルギーを与えて放電反応の逆反応をさせること)をしても、元の物質には戻りません。マンガン電池が充電できないのはこのためです。

    そして、マンガン電池は、アルカリ電池と比較すると、内部抵抗が高いことが知られており、これは上記の反応速度が遅いからだと考えられます。反応速度が遅く内部抵抗が高いと、「 V  = E - (I × R) 」(V:出力電圧、E:起電力、I:電流、R:内部抵抗)の式に従い、大電流で長時間使用(放電)した場合、出力電圧の低下が著しくなります。(元々の電池の能力である起電力Eから、電流Iと抵抗Rの積が引かれた値が出力電圧となる。) その結果、マンガン電池は、電圧降下が起こりやすく高出力には向かないという特徴があるのです。ただし、実際にアクティブベースやエフェクター等の機材に使用しているときは、電圧降下が起こると、音質・音量が低下していくため、全く音が出なくなる前に交換時期がわかるというメリットになり得ます。

    ちなみに、マンガン電池を休ませると電圧が回復する理由は、反応速度が遅いことにより電極表面とバルク中のイオン濃度が不均一な状態のとき、放電を停止させることで、イオン拡散により濃度勾配が緩和され、電極表面の反応性が回復するためだと考えられます。





    アルカリ電池 (アルカリマンガン電池)

    ↑外観は、アルカリ電池とマンガン電池に違いはほぼありません。

    アルカリ電池は正式には「アルカリマンガン電池」と言い、以下の材料で構成されています。

    負極    :亜鉛(Zn) <粉末>
    負極集電体 :黄銅(Cu・Znの合金)
    正極    :二酸化マンガン(MnO2)
    電解液   :水酸化カリウム(KOH)水溶液 <負極に含浸>

    電解液に強アルカリ性の水酸化カリウムを用いているため、
    アルカリマンガン電池という名称が付けられました。

    そして、以下が放電時の反応式として知られています。
    負極 : Zn → Zn2+ + 2e- 
    正極 : MnO2 + H2O + e-  → MnO(OH) + OH-

    負極の亜鉛が酸化されイオン化し、正極の二酸化マンガンが電子を受取り還元という基本的な反応は同一なのですが、負極の亜鉛が、マンガン電池は缶状であることに対して、アルカリマンガン電池は粉末状になっています。粉末状であることで、缶状よりも表面積が大きく反応速度を高めることができます。また、電解液に強アルカリ性である水酸化カリウム(KOH)を用いているのは、亜鉛を溶解させ続け、反応性・反応速度を高めるためです。(亜鉛は両性金属なので、アルカリ性環境下で錯イオン形成反応を生じる。) したがって、マンガン電池と比較し、内部抵抗が小さいため、アルカリマンガン電池の方が、電圧降下が小さく、高出力に向いていると言えます。

    さらに、負極の表面積が大きいことにより、マンガン電池と比較して、体積あたりのエネルギー密度が高いという利点があります。要するに、同じ形状であれば、マンガン電池よりも、アルカリマンガン電池の方が高容量ということになります。(※一般的に5~10倍長寿命)

    上記のマンガン電池からの改良(①電解液に強アルカリを採用、②構造設計の変更)により、アルカリマンガン電池は、マンガン電池よりも高出力・高容量となりました。一方、強アルカリ性の電解液を使用しているため、もし液漏れが発生した場合、危険であるというリスクを伴います。具体的には、直接触れた場合は皮膚への薬傷・目に入った場合は失明(アルカリ下におけるタンパク質の加水分解反応)、機器の樹脂部分・金属部分に触れていた場合は腐食反応等が懸念されます。





    以下で上記に関連する電池の論文が無料で読めますので、是非ご覧下さい。

    乾電池の種類の違いによる消耗経過の比較
    http://jairo.nii.ac.jp/0029/00011034




    まとめ
    【マンガン電池

    メリット
    • 安価 (材料費等が安いため)
    • 出力の低下がわかりやすく、電池の交換時期がわかる (電圧降下しやすいため)
    デメリット
    • 高出力に向いていない (反応速度が遅く内部抵抗が高いから)
    • 寿命が短い (負極のエネルギー密度が小さいから)
    • 安定した出力が得られない (電圧降下しやすいため)
    推奨用途
    • 低出力機器・連続使用しない機器
      → アナログエフェクター
        ※楽器以外では、リモコンや置き時計等
         以下が参考になります。
         「目的別 電池の機能比較一覧」
         (http://panasonic.jp/battery/drycell/lineup/)


    【アルカリ電池 (アルカリマンガン電池)】

    メリット
    • 高出力・長時間連続使用に対応可能 (内部抵抗が小さいから)
    • 寿命が長い (負極のエネルギー密度が高いから)
    • 安定した出力が得られる (電圧降下しにくいため)
    デメリット
    • マンガン電池と比較した場合は、価格が高い (材料費等が高いため)
    • 出力低下がわかりにくく、突然容量を使い切り使用できなくなる (電圧降下しにくいため)
    • 液漏れした場合危険 (強アルカリ性電解液を使用しているため)
    推奨用途
    • 高出力機器・連続使用する機器
      → アクティブピックアップ、デジタルエフェクター

    アルカリ電池を安全に使用するために
    アルカリ電池の液漏れの原因としては、以下が挙げられます。

    【液漏れの推定原因】
    1. 電池の逆接続
      → 充電されてしまうことで、設計外のガス発生反応が生じ、内圧が上昇し膨張破裂
    2. 電池のショート(内部短絡・外部短絡)
      → 一度に大電流の放電反応が起こることで、異常発熱し、ガス発生・内圧上昇・破裂
    3. 異種電池・新旧電池の混在使用
      → 古い電池・電圧の低い電池が過放電を起こすことで、設計外のガス発生反応が生じ、
        内圧が上昇し膨張破裂
    4. 機器のスイッチをオンしたまま放置
      → 電池が過放電を起こすことで、設計外のガス発生反応が生じ、
        内圧が上昇し膨張破裂
    対策としては、以下が考えられます。

    【液漏れ対策】
    1. プラス端子とマイナス端子を逆に接続しない
    2. 電池に振動・衝撃を与えない
      鍵やネックレス等、金属製の物と一緒に保管・運搬しない
    3. 複数の電池を使用する場合は、同一メーカーの同一品の新品同士で組み合わせる
    4. 長期間使用しないときは、電池を取り外す
    以上のようなこと等に気を付ければ、液漏れのリスクは下がります。


    ※参考ページ
    [アルカリ・マンガン] 乾電池が液漏れを起こす原因は? PZ18155 - Panasonic

    【【楽器用途】 アルカリ電池とマンガン電池の違い】の続きを読む

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    ↓ 本記事をFractal Audio Japan 様にご紹介いただきました…!
     (2016/11/11)

    DTM速報様が、Fractal Audio Systems Axe-Fx... - Fractal Audio Japan | FacebookDTM速報様が、Fractal Audio Systems Axe-Fx... - Fractal Audio Japan | Facebook

    お世話になっております。
    DTM速報管理人「ロケットえんぴつ3号」です。


    以前下の記事で、
    本記事で紹介した楽曲・動画について、使用機材、作り方、テクニック等でご質問があれば、ブログの記事を作成し、回答したいと思います。気軽にDTM速報管理人Twitterかブログコメント欄まで、ご連絡下さい。
    とお願いをしたところ、ありがたいことにいくつかご質問を頂きました。

    【活動報告】 2016年8月 DTM速報管理人 : DTM速報【活動報告】 2016年8月 DTM速報管理人 : DTM速報



    今回は、ご質問事項のひとつ、Fractal Audio Systems Axe-Fx II の購入経緯をご説明します。

    ロケットえんぴつ3号_DTM作業環境_20160519_1_Edit

    従来使用していた機材
    ギター用アンプシミュレータ・マルチエフェクター : LINE6 / POD HD (Desktop)
    ベース用アンプシミュレータ・マルチエフェクター : LINE6 / POD X3 (Desktop)
    DTM部屋メタルラック


    ↑ ギター:POD HD、ベース:POD X3で制作した音源

    どちらも十分良い音で録音できますが、音作りに限界を感じたため、更なるクオリティ向上のために買い替えることにしました。
    使用用途・目的
    機材の選定をする際に、使用用途・目的を明確にすることが非常に重要です。
    明確であれば、機材が限定されるからです。

    ということで、私がFractal Audio Systems Axe-Fx II XL を購入する際、挙げた使用用途は以下です。

    使用用途
    • エレキギター、エレキベースをライン録りで、LINE6 / PODシリーズより良い音で録音したい
    • アンプシミュレータとマルチエフェクターを掛け録りしたい
    • ギターの音色は、ハードコア・メタルコア等で使用されるハイゲインと、
      曲のアクセントとして取り入れるアンビエント寄りのクリーントーン
    • ベースの音色は、一般的な音色と、ハードコア・メタルコアで使用されるドンシャリベース
    • 宅録だけでなく、ライブも視野に入れ、PCなしでリアルタイムで出音したい
    備考
    • 机に乗る位のサイズであれば、小型でなくて良い
    • 配線や取り回しを良くするため、音作りは一台で完結させたい
    • 今後も長く音楽製作を続けていくので、収支を考え、性能が良ければ高価格帯でも構わない

    上記の使用用途から、以下の機材に絞り込むことができました。 【【レビュー】 Fractal Audio Systems Axe-Fx II XL 購入経緯】の続きを読む

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    お世話になっております。
    DTM速報管理人「ロケットえんぴつ3号」です。

    フリーVstiのご紹介です。
    打込みベース音源「ZomBass 2」が期間限定で無料ダウンロードできます。
    (情報提供ありがとうございました。)

    ■メーカー

    Wilkinson Audio (旧 Signals Audio)
    (http://www.wilkinsonaudio.com/)

    ■音源試聴



    このようにメタルコア向きの音作りができます。素晴らしい。


    ■無料配布期間

    2016年1月1日まで


    ■動作環境

    Native Instruments / Kontakt 4 or 5


    ■フリーダウンロードリンク

    【【打込みベース音源】 ZomBass 2が無料でダウンロード可能 (1月1日まで)】の続きを読む

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    編集元 : DTMで生楽器使ってる奴ちょっと
    URL : http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362714372/

    1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:46:12.27 ID:P3cH+H2W0

    最近DTM始めた超初心者です

    なんとなくベース録音してて気づいたんだけど
    ベース→オーディオインターフェイス→PCの繋ぎ方で録音したとするじゃん?
    録音した音源をPC→スピーカーで鳴らすとショボく聴こえちゃうんだけど
    これはミキシングとか、そういう作業でなんとかしてちゃんと聴こえるようになるもん?

    ベースの音としてはオートワウ→ディストーション→アンプのモデリングって感じ



    4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:48:54.30 ID:+j71Qlvs0

    マルチ通したほうがいいんじゃないの?


    7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:53:42.13 ID:P3cH+H2W0

    >>4
    マルチで音作ってるんだ
    ZOOMのB3






    5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:48:55.96 ID:yr8UU6o20

    PCから音をモニタリングして録音してんだよね?


    7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:53:42.13 ID:P3cH+H2W0

    >>5
    ベース→B3→PCってつないでて
    B3にイヤホン挿して弾いてる
    なんとなくスピーカーにPC繋いで流したらなんかもわもわした音に…



    6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:49:00.97 ID:h2HgOLgZ0

    いつも通り鳴らしてマイクで録音


    7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:53:42.13 ID:P3cH+H2W0

    >>6
    アンプもマイクも音出せるような環境も無いのよ


    12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:58:29.36 ID:Us0BfTw3P

    いわゆるライン録りってやつか?


    15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 13:06:31.60 ID:P3cH+H2W0

    >>12
    たぶんそうかな





    10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/08(金) 12:57:29.72 ID:tUEftIZp0

    生楽器の音そのまま使うやつなんていないだろ
    コンプやらEQやら頑張れ

    【【DTM】 生楽器(ギター、ベース)録音のコツ】の続きを読む

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    いつもお世話になっております。

    DTM速報管理人の「ロケットえんぴつ3号」です。

    バンドではベース兼、レコーディング・ミックスダウン・マスタリングを担当しています。
    今回は2015年4月に楽曲「Myosotis」が完成したので、ミキシング(ミックス)方法を情報展開致します。
    あくまで私の好み、考え方による個人的な方法なのでご承知おき下さい。

    まずはミックス/マスタリング前後の音源をご試聴頂き、参考に値するか判断をお願いします。
    音源(ミックス/マスタリング)

    音源(ミックス/マスタリング)







    以下の5記事に分けてミックス前の音源から
    ミックス後の音源に仕上げていく過程を解説していきます。

    1. ギター編

    【メタルコア曲】ミキシング方法 「ギター編」 : DTM速報【メタルコア曲】ミキシング方法 「ギター編」 : DTM速報

    2. ドラム編
    【メタルコア曲】ミキシング方法 「ドラム編」 : DTM速報【メタルコア曲】ミキシング方法 「ドラム編」 : DTM速報

    3. ベース編

    本記事 ← イマココ

    4. ボーカル編

    【メタルコア曲】ミキシング方法 「ボーカル編」 : DTM速報【メタルコア曲】ミキシング方法 「ボーカル編」 : DTM速報

    5. マスタリング編
    【【メタルコア曲】ミキシング方法 「ベース編」】の続きを読む

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    いつもお世話になっております。DTM速報管理人の「ロケットえんぴつ3号」です。
    バンドでは主にベースを担当しており、録音は全てDTM環境での宅録で行っています。
    ベースの録音時の音作りのやり方は以前こちらで紹介しました。

    【音源あり】 ベースの音作り・ミックス方法 【DTM/宅録】 : DTM速報【音源あり】 ベースの音作り・ミックス方法 【DTM/宅録】 : DTM速報

    しかし、曲によっては録った後に音抜けを良くしたり、
    ディストーションを掛けた方が良い場合があります。

    今回は録音後にVSTエフェクト(無料)を使用して、
    ベースの音作りをする方法を紹介します。




    ■TSE B.O.D 概要


    今回紹介するエフェクターはフリーVSTプラグイン「TSE B.O.D」です。
    Bass Over Driveの略で、B.O.Dという名称で、
    その名の通りベース用のオーバードライブとなります。

    ↓ユーザーインターフェースはこんな感じ
    no title

    気付いた方も多いと思いますが、
    TECH21のBASS DRIVER DI 「SansAmp(サンズアンプ)」
    エミュレートしたもので音も見た目もそっくりです。




    ↓実機とエミュレートの比較動画はこちら





    ■TSE B.O.D 音作り方法


    ↓こんな感じのセッティングをすればガッツリ歪み、音も太くなります
      この動画を観て、導入を決定しました






    ■TSE B.O.D 使い方


    管理人の場合、DAW上で
    1. TSE B.O.D
    2. イコライザー
    3. コンプ
    4. マキシマイザー
    の順に掛けています。


    ↓管理人が実際に使用したセッティングはこちら
     動画を作ってみました



    TSE B.O.Dにより、
    低域成分が増し、高域の抜けも良くなりました。


    ※ちなみにTSE B.O.D 以外の音作りはこちらで紹介↓

    【音源あり】 ベースの音作り・ミックス方法 【DTM/宅録】 : DTM速報【音源あり】 ベースの音作り・ミックス方法 【DTM/宅録】 : DTM速報 






    ■ ダウンロードはこちら(無料)

    【【ベース用フリーVSTエフェクター】 TSE B.O.D v2.0】の続きを読む

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    お世話になっております。
    理系男子の流儀(元DTM速報) 管理人「やな / ロケットえんぴつ3号」です。

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    背景

    私は副業で専らメタルコア・ポストハードコア・スクリーモ系の作曲、編曲、ミックス・マスタリング依頼をお受けしております。

    【初心者向け】 宅録ロックバンド曲のミックス方法 「ドラム編」 : 理系男子の流儀【初心者向け】 宅録ロックバンド曲のミックス方法 「ドラム編」 : 理系男子の流儀 


    先日、ベースのメンテナンス (+今回はついでにベース弦交換) 依頼に楽器店に行ってきたのですが、
    そのときに以下のような衝撃的な出来事がありました。



    半音下げより更に下げるチューニングは世間ではあまり一般的ではないようです…。
    「半音」と「3音」を聞き間違えた上、3音下げを異常扱いするなんて…。

    メタルコア・Djent・ポストハードコア・スクリーモ等ではドロップチューニング / ダウンチューニングは当然のように行われています。
    ということで、ダウンチューニング布教活動としてここにベースのチューニングの方法をまとめておきます。



    ※関連記事としてギターについてはこちら
    【ギター】 ドロップチューニング / ダウンチューニングのやり方 : DTM速報【ギター】 ドロップチューニング / ダウンチューニングのやり方 : DTM速報





    4弦ベース チューニング方法


    レギュラーチューニング

    • 4弦-E
    • 3弦-A
    • 2弦-D
    • 1弦-G

    ※以降の「◯音下げ」という表現は、このレギュラーチューニングに対して
    何音下がっているかを示しています。





    4弦ベース ドロップチューニング方法


    ドロップチューニングとは
    → 最低音弦をx音下げ、他の弦を(x-1)音下げるチューニング方法
     xには数字が入ります。


    ドロップDチューニング

    • 4弦-D (1音下げ)
    • 3弦-A
    • 2弦-D
    • 1弦-G

    ドロップC#チューニング

    • 4弦-C# (1音半下げ)
    • 3弦-G# (半音下げ)
    • 2弦-C# (半音下げ)
    • 1弦-F# (半音下げ)

    ドロップCチューニング

    • 4弦-C (2音下げ)
    • 3弦-G (1音下げ)
    • 2弦-C (1音下げ)
    • 1弦-F (1音下げ)

    ドロップBチューニング

    • 4弦-B (2音半下げ)
    • 3弦-F# (1音半下げ)
    • 2弦-B (1音半下げ)
    • 1弦-E (1音半下げ)

    ドロップA#チューニング

    • 4弦-A# (3音下げ)
    • 3弦-F (2音下げ)
    • 2弦-A# (2音下げ)
    • 1弦-D# (2音下げ)





    4弦ベース ダウンチューニング方法


    ハーフダウンチューニング

    • 4弦-D# (半音下げ)
    • 3弦-G# (半音下げ)
    • 2弦-C# (半音下げ)
    • 1弦-F# (半音下げ)

    1音下げチューニング

    • 4弦-D (1音下げ)
    • 3弦-G (1音下げ)
    • 2弦-C (1音下げ)
    • 1弦-F (1音下げ)

    1音半下げチューニング

    • 4弦-C# (1音半下げ)
    • 3弦-F# (1音半下げ)
    • 2弦-B (1音半下げ)
    • 1弦-E (1音半下げ)

    2音下げチューニング

    • 4弦-C (2音下げ)
    • 3弦-F (2音下げ)
    • 2弦-A# (2音下げ)
    • 1弦-D# (2音下げ)

    2音半下げチューニング

    • 4弦-B (2音半下げ)
    • 3弦-E (2音半下げ)
    • 2弦-A (2音半下げ)
    • 1弦-D (2音半下げ)

    3音下げチューニング

    • 4弦-A# (3音下げ)
    • 3弦-D# (3音下げ)
    • 2弦-G# (3音下げ)
    • 1弦-C# (3音下げ)





    通常の4弦ベースだとベースによっては、ドロップCより下は弦のテンションを保つのが難しくなる可能性があります。ただ、エリクサーのヘヴィゲージを使用すれば、全弦3音下げまではできるようになる可能性が高いです。


    弦の太さ(単位 : インチ)は以下の通り。
    • 4弦 - .105
    • 3弦 - .085
    • 2弦 - .070
    • 1弦 - .050







    ↓実際に私がエリクサーのヘヴィゲージで全弦3音下げベースを弾いた音源はこちら




    これらのバンド「Disordered System」の曲はiTunesで配信されております。
    気になる方はこちらのチェックをお願いします。

    Disordered System_iTunes
    Disordered System - iTunes


    また、このベースの音作りが気になるという特殊な方はこちらのページで
    方法を解説していますので、是非ご覧下さい。  【【ベース】 ドロップチューニング / ダウンチューニングのやり方】の続きを読む

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    いつもお世話になっております。
    DTM速報管理人の「ロケットえんぴつ3号」です。

    バンドでは主にベースを担当しており、
    最近ベースの音作りのやり方が固まってきたので、情報展開させて頂きます。(2014年7月現在)
    あくまで私の好み、考え方による個人的な方法なのでご承知おき下さい。
    また、ベース単体で良い音にする目的ではなく、オケ全体として良い音にすることを目的とした音作りです。

    音源
    まずは音源を聴いて頂いて、参考に値するか判断をお願いします。
    モニタースピーカーをお持ちでない方は、ヘッドホン推奨


    ジャンル : メタルコア、Djent

    ↓Disordered System / Myosotis - Short ver. (with Lyrics) 


    ↓Disordered System / Bare The Fangs




    もし気になった方はダウンロードして聴いて頂けると嬉しいです。
    Disordered System_iTunes
    Disordered System - iTunes





    機材
    上記音源は全てこちらの機材を使用しています。

    FGN NCJB-20R (2)

    LINE6 POD X3 DTM速報


    ベース本体


    ベース弦





    ピック


    シールド



    ベース マルチエフェクター/アンプシミュレーター/オーディオインターフェイス




    音作り
    録り音はLINE6 POD X3のGear Boxというソフトで音作りしています。
    POD X3にはDUAL TONEという機能があり、
    これにより2種類のアンプ/エフェクトを混ぜて使用可能となっています。

    私は以下の2つの音色を混ぜて使用しています。

    1. Djent Bass L
    ロー(低域)からローミッド(中低域)を上げ、ベースの必要な音域・帯域をしっかり出す
    オーバードライブを10%程

    Djent Bass L


    2. Djent Bass R
    ミッド(中域)からハイ(高域)を上げ、バキバキした音を強調
    オーバードライブを10%程

    Djent Bass R


    上に張ってある音源に関しては全てこのプリセットで録音してあります。





    このプリセットで取った録り音の帯域はこんな感じ

    ベース帯域

    強調・カットしている音域の役割としては、
    80Hz以下→バスドラム(キック)を目立たせるためカット。
    90-200Hz辺り→低域のボリューム感を強調。低音の輪郭・ベースラインが聴こえる帯域。
    1000-2000Hz辺り→ボーカル等他の楽器に譲る帯域。出過ぎないようにする。
    2000-4000Hz辺り→カットするが、ルート弾きでも音抜け良く聴こえるように残す。バキバキした音。

    ※ギター、ドラム等他の楽器の音作りによって大きく変わるので注意!





    参考
    2ch まとめより
    ベースの周波数帯域による役割はこちら↓
    139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:32:29.13 ID:oFTcmmg10

    80Hz以下

    聴くというよりは身体で感じる帯域。バスドラとの兼ね合いで何処かを削った方がいい
    概ねバスドラのピークは60~80辺りにあることが多い

    80~200Hz

    耳で音階が分かる感じの低音。パライコとかのいわゆるローはこの辺りだと思えばいい
    ブーストで耳辺りの良いまろやかな音、カットで前に出る音になる

    200~400Hz

    いわゆるローミッド
    320Hzを中心に、ブリブリした音の成分がある。
    ベースにおいてはサウンドキャラを決定する重要な帯域

    400~700Hz

    いわゆるミッド
    ここをカットするとマーカスのような典型的なドンシャリサウンドが得られる
    ブーストする場合はリア寄りのピックアップが相性良し

    700~1kHz

    いわゆるハイミッド。
    ちょっと押しが足りないとか、物足りないと感じるときはここをブーストすると良い場合がある。
    男性ボーカルの抜けにも関わってくるので操作は慎重に

    2kHz

    フレットノイズがこの帯域にいる
    カチカチうるさいなら迷わずここをカット
    また、女性ボーカルの張り出した感じはこの成分に依存するので
    ボーカルが女性のバンドはカットした方がいい結果になることが多い

    4kHz

    音のきらびやかさや艶に関係する
    カットすると、耳あたりは良いがやや埋もれ気味な音になる
    歌ものではカットも有用。シンバルの主要音域もここ

    8kHz

    スラップした時の前に張り出す感じをここで調節できる(マーカス・ミラーはここをよく強くしてる)
    直接的なギラギラ感は4kHzでいじればいい。ここは音の前後間隔を決める
    前に出したいならブーストすべき

    8kHz以上

    可聴域ではあるが、ここも既に体で感じる領域になってくる
    とはいえ、耳の鼓膜はしっかり振動しているのでブーストしすぎると訊き疲れする
    まぁ、空気と思っていい

    ベース録り音時の音作りは以上です。
    参考までにPOD X3のプリセットのバッチファイルをアップロードしておきます。(.l6t 拡張子)


    ■ POD X3 音作りバッチファイル ダウンロード

    ※LINE6 POD X3をお持ちの方のみ使用可能です。 【【音源あり】 LINE6 POD X3によるベースの音作り方法 【DTM/宅録】】の続きを読む

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    1:名無しサンプリング@48kHz:2010/12/27(月) 05:58:20 ID:81bs+NVV

    ベース、みんな大事だ大事だ言うけど誰もスレ立てようとしないんだよな。
    公式フードは引き続きカツ丼。悩む前に食え。食ってから悩め。

    専用音源だけでなく幅広く語り合いましょう。

    【過去スレ】
    ベース音源に悩むスレ
    http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1127897741/
    ベース音源に悩み続けるスレ
    http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1198745764/
    ベース音源に悩んだらこのスレ
    http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1233706567/
    ベース音源に悩んだらこのスレ
    http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1258423737/


    2:名無しサンプリング@48kHz:2010/12/27(月) 06:00:16 ID:81bs+NVV

    【リンク】
    ★Scarbee
    http://www.native-instruments.com/#/jp/products/?search=scarbee+bass
    ★Prominy SR5 Rock Bass Rock Bass
    http://www.prominy.com/japan/SR5.htm
    ★Orange Tree Samples
    http://www.orangetreesamples.com/
    ★Spectrasonics Trilian
    http://www.spectrasonics.net/instruments/trilian.php
    ★Vir2 Instruments BASiS
    http://www.vir2.com/instruments/basis
    ★Chris Hein Bass
    http://www.chrishein.net/chb/chb_productsite.htm


    3:名無しサンプリング@48kHz:2010/12/27(月) 08:00:45 ID:V+fT9n8A

    >>1乙ナイスレタイ
    >>2もナイス





    4:名無しサンプリング@48kHz:2010/12/27(月) 08:59:24 ID:irjfm2kM

    ●ボリューム重視 ベース派
    ・「ベースはボリュームがあるから好き」(27歳/教育関連/研究開発)
    ・「ベースとアンプの絶妙なハーモニーがたまらない」(23歳/機械/財務)
    ・「ベースの王道、Fenderが好きです! Marshallとセットにして弾きます」(30歳/精密機器/営業)
    ・「弾きごたえがあり、満足感もあるので、昼弾いたら残業時間も少し弾く」(24歳/ソフトウェア/プログラマー)
    ・「最初はスライドを一発弾いてその後はピッキングを早めに片付けて最後にチョーキングでしめます」(23歳/官公庁/総務)

    【【ベース】 ベース音源に悩むからこのスレ (1)】の続きを読む


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