理系男子の流儀


【化学系研究開発者・個人投資家・副業音楽家・元DTM速報の人】がDTM、化学、お金に関する情報を発信しています(月2.5~3.0万人閲覧)。音楽はメタルコア・ポストハードコア・エモ・スクリーモが好き。 ※元 : DTM速報 (DTM情報ブログ / 2ch DTM板 まとめサイト)

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    仕事

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    お世話になっております。
    理系男子の流儀」管理人の「やな」です。

    先日以下のブログ記事の通り、大手企業を退職しました。



    しかし、転職活動を行った結果、現在は転職先の企業から内定が得られている状態です。そこで、転職活動の教訓を残す目的で体験記を作成いたしました。今回は、転職活動全般のコツのご紹介です。転職を検討している方々のご参考になれば幸いです。





    前提条件

    この手の記事は、記事を書いている人の経歴や立場や転職活動成果によって有益性が決まります。 したがって、以下の項目を見て、アドバイスが参考になりそうと判断できた場合のみ、本記事を閲覧下さい。貴重な転職活動の時間を大事にするために、情報の取捨選択をお願い致します。

    試験管

    • 年齢:
       20代後半 (入社から5年経過)
    • 学歴:
       国立理系大学院 博士前期課程修了 (電気化学専攻)

    【転職前】

    • 会社区分:
       大企業・大手企業 (中小企業基本法により区分)
    • 業種: 
       製造業 - 電気機器 / 化学
    • 職種 :
       研究・開発・設計関連
    • 年収:
       550~600万円
    ※具体的な会社は、大手電機8社のうちのどこか
    (日立製作所 / 東芝 / 三菱電機 / Panasonic / SONY / 富士通 / NEC / SHARP)


    【転職後】

    • 会社区分:
       ベンチャー企業 (東証一部上場 準備中)
       ※国と県から助成金を受けている研究機関
    • 業種: 
       製造業 - 電気機器 / 化学
    • 職種 :
       研究・開発・設計関連
    • 年収:
       600~1000万円


    転職成果

    • 第一志望企業内定
    • 他の選考通過企業
      →三井金属鉱業、荏原製作所、本田技術研究所、旭硝子、Panasonic、村田製作所、東芝メモリ、HOYA、サンディスク ※全てこちらから辞退




    それでは本題に入ります。


    本記事の内容


    1. 転職活動を成功させるためのコツ
    2. おすすめ転職サイト・転職エージェント

    内定通知を嬉しそうに持っている、男性の就活生のイラスト





    1. 転職活動を成功させるためのコツ

    今回の転職活動で学んだ重要な教訓は以下です。

    • 転職先が決まってから退職する
    • 転職の「軸」を明確にしておく
    • 複数の転職エージェントを利用する


    転職先が決まってから退職すべき理由

    精神的に追い込まれることを防ぐためです。
    先に退職してから転職活動を開始した場合、再就職を焦ることで、内定承諾において正しい判断が出来なくなる可能性があります。
    また、転職候補である他社と、現在勤務している会社を比較した結果、結局現在の会社が総合的に良いという可能性があります。転職を踏みとどまるという選択肢を残しておいた方が賢明です。


    転職の「軸」を明確にすべき理由

    軸とは、仕事において自分が最も重要視する項目のことです。軸には「業務内容」、「働き方」、「給料・福利厚生」、「勤務地」などがあります。これらの中で譲れない条件、および逆に気にしない条件を明確にすべきです。転職するに至った理由、転職先に求めることが明確になるからです。

    私の場合の軸は「業務内容」と「勤務地」でした。業務内容は化学系研究開発職、勤務地は神奈川・東京。これらを満たせれば、他の優先度はかなり下げて、選定を行いました。
    また、面接では、自分の軸である「業務内容」にフォーカスして話しました。話し方としては、現職では会社状況の変化により自分の実力が発揮できる「業務内容」ではなくなったため、御社の◯◯事業の研究開発で自分の実力を発揮して世の中に貢献したいと考え、転職を希望いたしました。というように伝えました。

    某転職サービスのキャッチコピーで、「条件は、今よりいい会社、以上。」というものがあります。このような極めて曖昧な考えで転職活動を行った場合、転職先が絞り込めず、面接では軸がブレることで、非常に高い確率で転職に失敗するでしょう。


    ↓ 転職の軸については以下が参考になります。

    転職軸をしっかりしないと転職は厳しいです。 | 転職エージェントが語る「すべらない転職」転職軸をしっかりしないと転職は厳しいです。 | 転職エージェントが語る「すべらない転職」 



    複数の転職エージェントを利用すべき理由

    転職エージェントには、それぞれ得意・不得意分野があるからです。
    例えば、リクルートエージェントは幅広く求人案件を保有しているのですが、わずかに業務内容の軸からズレてはいる企業も紹介案件に含まれていました。ただ、結果的には、多くの優良大手企業をご紹介いただきました。
    化学業界だとメイテックネクストが強く、自分の知らない優良企業を多くご紹介いただきました。また、自分のスキルを活かせそうな別の業界の案内もありました。ただ、紹介案件総数は、リクルートエージェントの方が多かったです。






    2. おすすめ転職サイト・転職エージェント

    【【転職体験談】 転職活動で成功するためのコツ】の続きを読む

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    お世話になっております。
    理系男子の流儀」管理人の「やな」です。

    退職を考えている男性会社員のイラスト
    20代で大手企業(総合職)務めでしたが、先日、退職届けを提出してきました。
    今回は、なぜその行動に至ったか、理由をまとめたいと思います。





    前提条件

    試験管

    • 年齢:
       20代後半 (入社から5年経過)
    • 学歴:
       国立理系大学院 博士前期課程修了 (電気化学専攻)
    • 会社区分:
       大企業・大手企業 (中小企業基本法により区分)
    • 業種: 
       製造業 - 電気機器 / 化学
    • 職種 :
       研究・開発・設計関連
    • 年収:
       550~600万円

    ※具体的な会社は、大手電機8社のうちのどこかです。
    (日立製作所 / 東芝 / 三菱電機 / Panasonic / SONY / 富士通 / NEC / SHARP)


    上記に近い程、今回の記事が有益である可能性が高くなると考えられます。





    退職理由

    本題に入ります。退職理由はシンプルで「入社時の志望動機と現状の乖離」です。


    2013年入社面接時(20代前半)の私の志望動機は以下でした。特定されそうな部分は伏せてあります。

     私は御社が第一志望なのですが、現在御社の他に「◯◯様」、「◯◯様」、「◯◯様」等、同業界の会社も応募しております。
    これら◯◯業界を志望している理由は、電気自動車や発電装置等の普及から今後も市場拡大が見込まれており、世の中に貢献できるチャンスが大きいことと、私は大学院でこの◯◯の研究を行なっているため、御社の研究分野は自分の力が最大限発揮できる場だと考えているからです。
    特に化石燃料である石油からの脱却の流れからEV向け電池市場は急拡大が見込まれており、EVの普及にはエネルギー密度が10倍の新型蓄電池の開発が求められています。
    そして今後、急拡大が見込まれる市場で自分の開発したものが評価されることを夢見てこの業界を志望しています。
     御社が第一志望である理由は、◯◯様は「今までにない新たな技術を開発することが評価される」という社風があり、これが私のチャレンジ精神に非常にマッチしているからです。
    例えば、化学系製品なら◯◯、◯◯、◯◯等が挙げられます。また次々と新たな事業に挑戦していくという社風もあります。
     ◯◯市場の拡大を見越して、御社の◯◯事業が設立されたのも、この新たな事業・技術に挑戦する社風からだと考えられます。
     また説明会でお聞きしました求める人材像の「挑戦心、行動力」、「創造性、革新性」についてですが、私は全く新しいものを創造することが好きであり、御社の社風に私の性格がマッチしているため第一に志望させていただいております。以上です。


    上記の通りですが、要約すると
    • 「大学院での学問分野(電気化学)の研究開発」がやりたい
    • 新規先端技術を利用した「新製品の開発」がやりたい
    • 「新しいことに挑戦」し続けたい
    となります。これらの上位概念は「業務内容」と考えられます。

    転勤の辞令を受け取った会社員のイラスト(男性)

    そして、現状ですが、会社方針により2018年に別の会社へ転勤があり「業務内容」が変わりました。新会社での業務内容は以下です。
    • 未経験である金属材料の開発
      ※配属時に希望面談なし
    • 低コスト品(中国部材・韓国部材)の評価
    • 現行品と低コスト品の特性差異がないことを示す業務
    これでは、入社時の志望動機が全く満足されていません。

    また、副次的な退職要因ですが業務内容以外に以下のようなことも挙げられます。
    • 業務時間・拘束時間が長い
       5:30 起床
       6:30~8:30 通勤
       8:30~22:00 仕事
       22:00~24:00 通勤
       0:30 就寝
      ※会社状況の理由で引越しは暫定不可
    • 会社の文化が腐敗している
       業務の効率やロジックの妥当性より、立場の強い者の発言が優先される
    • 会社に将来性がない
       他社競争力のない現行品の改善開発がメイン
       先行開発への資金・リソースの投資を重要視していないため、
       現行品が売れなくなったらおそらく事業終了。(これは主観的意見ですが)

    以上の理由により、退職届けを提出しました。


    ここで意図はありませんが、日産自動車様 () の電気自動車リーフのTV CM動画を載せます。
    テレビで見るたびに怒りがこみ上げます。







    さいごに

    前述の通り、大手企業を退職しましたが、もったいないという気持ちは全くありません。
    やりがいのない仕事で多くの時間を費やすことは人生の無駄だからです。
    【【私の退職理由】 20代 大手企業 化学系研究開発職 (理系大学院卒)】の続きを読む

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    パワハラ_勝利_フリー画像

    お世話になっております。

    会社でパワハラ被害に遭いましたが、逆にパワハラ加害者を処理・始末したので、その方法を展開いたします。あなたの職場でも再現可能であれば、是非お試し下さい。

    前提条件1 「パワハラの定義」
    「職場のパワーハラスメント(パワハラ)とは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。」(あかるい職場応援団より引用)


    パワハラの定義|パワハラ基本情報|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-パワハラの定義|パワハラ基本情報|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト- 

    今回は上記をパワハラの定義とします。

    前提条件2 「パワハラ発生環境」

    会社でのパワハラに悩んでおり、それを解決するための情報収集のため」に本記事をご覧になっている方は、以下の前提条件をしっかりご確認下さい。この条件に近い環境であるほど、今回ご紹介する方法が有効である可能性が高いです。

    試験管

    • 会社区分
       大企業・大手企業 
       (中小企業基本法により区分)
    • 業種 
       製造業 - 電気機器 / 化学
    • 職種 
       研究・開発・設計関連

    • 私 (パワハラ被害者)
      20代男性・総合職 (※)
    • 社員F (パワハラ加害者)
      40代男性・一般職 (※)

     ※総合職と一般職の違いはこちら
      → Wiki (総合職と一般職)

     ※私とFさんは「部下と上司の関係」ではありません。ただ、今回のパワハラの定義にあるように、「年齢が高い (入社年度が早い)」というのは職場内の優位性に合致します。




    今回行われたパワハラ内容
    パワハラ_フリー画像2

    Fさんは下記のような内容を若手社員(20代)複数人をターゲットとして行なっていました。私もそのターゲットになったという訳です。

    • 他の社員がいる事務所や実験室で以下のような内容を大声で怒鳴り恫喝する
      「なんで◯◯をしたんだ!この馬鹿が!」
      「お前のようなダメな人間のせいで、会社がダメになるんだ!」
      「お前人間やめれば?」
      「絶対に許さないから謝るな!」
      「イライラするから二度と私に関わるな!」
    • 目の前でドアやゴミ箱を殴ったり蹴ったりし威嚇する
    • 実験機器などの位置や状態が少しでも変わっていたら、実験室の入室履歴を確認して犯人探しを行う。その際、威圧的な態度で若手全員に「この日、◯◯の装置を使ったか?」と聞いて回る。

    パワハラ被害者の方はよくお分かりだと思いますが、怒られる原因はミスとは呼べないような非常に些細なものです。パワハラ加害者以外の社員は、その原因をミスと判断する人はいません。また、Fさんは過去にパワハラで課長、社長から厳重注意を受けており、客観的に見てもパワハラ加害者です。

    パワハラ被害者の心境
    さすがに若手社員でも、Fさんのことは頭がおかしいとわかっているので誰もまともに受け止めていませんでした。ただ、私は以下のように考え、Fさんを処理することにしました。

    • 怒られている時間が無駄
      Fさんは年上という立場を利用して、研究者・技術者の貴重な時間を強制的に拘束してきます。私は会社の主要製品の研究開発を担当しており、Fさんのようなどうでもいい人間に対して1秒でも貴重な時間を割きたくないと考えています。

    • 職場の空気を悪くする
      当事者含め周りの社員は慣れてしまっており、本気で気にしている人はいませんが、それでも多少は雰囲気が悪くなります。また、フォローしてくれる先輩社員もいますが、そのフォローの時間が先輩社員にも、パワハラ被害者にも勿体無い時間です。

    解決方法

    TASCAM リニアPCMレコーダー DR-07MK2

    パワハラが行われる前に「ボイスレコーダーで録音すると宣言する。
    今回のケースでは、これであっさり解決しました。

    ただ、録音を宣言した後の手順を間違えると逆効果になる可能性があります。
    以下のような手順が有効だと思います。
    【【解決方法】 会社のパワハラ加害者に打ち勝った実際の手順を説明】の続きを読む


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