お世話になっております。
理系男子の流儀」管理人の「やな」です。

先日以下のブログ記事の通り、大手企業を退職しました。



しかし、転職活動を行った結果、現在は転職先の企業から内定が得られている状態です。そこで、転職活動の教訓を残す目的で体験記を作成いたしました。今回は、転職活動全般のコツのご紹介です。転職を検討している方々のご参考になれば幸いです。





前提条件

この手の記事は、記事を書いている人の経歴や立場や転職活動成果によって有益性が決まります。 したがって、以下の項目を見て、アドバイスが参考になりそうと判断できた場合のみ、本記事を閲覧下さい。貴重な転職活動の時間を大事にするために、情報の取捨選択をお願い致します。

試験管

  • 年齢:
     20代後半 (入社から5年経過)
  • 学歴:
     国立理系大学院 博士前期課程修了 (電気化学専攻)

【転職前】

  • 会社区分:
     大企業・大手企業 (中小企業基本法により区分)
  • 業種: 
     製造業 - 電気機器 / 化学
  • 職種 :
     研究・開発・設計関連
  • 年収:
     550~600万円
※具体的な会社は、大手電機8社のうちのどこか
(日立製作所 / 東芝 / 三菱電機 / Panasonic / SONY / 富士通 / NEC / SHARP)


【転職後】

  • 会社区分:
     ベンチャー企業 (東証一部上場 準備中)
     ※国と県から助成金を受けている研究機関
  • 業種: 
     製造業 - 電気機器 / 化学
  • 職種 :
     研究・開発・設計関連
  • 年収:
     600~1000万円


転職成果

  • 第一志望企業内定
  • 他の選考通過企業
    →三井金属鉱業、荏原製作所、本田技術研究所、旭硝子、Panasonic、村田製作所、東芝メモリ、HOYA、サンディスク ※全てこちらから辞退




それでは本題に入ります。


本記事の内容


  1. 転職活動を成功させるためのコツ
  2. おすすめ転職サイト・転職エージェント

内定通知を嬉しそうに持っている、男性の就活生のイラスト





1. 転職活動を成功させるためのコツ

今回の転職活動で学んだ重要な教訓は以下です。

  • 転職先が決まってから退職する
  • 転職の「軸」を明確にしておく
  • 複数の転職エージェントを利用する


転職先が決まってから退職すべき理由

精神的に追い込まれることを防ぐためです。
先に退職してから転職活動を開始した場合、再就職を焦ることで、内定承諾において正しい判断が出来なくなる可能性があります。
また、転職候補である他社と、現在勤務している会社を比較した結果、結局現在の会社が総合的に良いという可能性があります。転職を踏みとどまるという選択肢を残しておいた方が賢明です。


転職の「軸」を明確にすべき理由

軸とは、仕事において自分が最も重要視する項目のことです。軸には「業務内容」、「働き方」、「給料・福利厚生」、「勤務地」などがあります。これらの中で譲れない条件、および逆に気にしない条件を明確にすべきです。転職するに至った理由、転職先に求めることが明確になるからです。

私の場合の軸は「業務内容」と「勤務地」でした。業務内容は化学系研究開発職、勤務地は神奈川・東京。これらを満たせれば、他の優先度はかなり下げて、選定を行いました。
また、面接では、自分の軸である「業務内容」にフォーカスして話しました。話し方としては、現職では会社状況の変化により自分の実力が発揮できる「業務内容」ではなくなったため、御社の◯◯事業の研究開発で自分の実力を発揮して世の中に貢献したいと考え、転職を希望いたしました。というように伝えました。

某転職サービスのキャッチコピーで、「条件は、今よりいい会社、以上。」というものがあります。このような極めて曖昧な考えで転職活動を行った場合、転職先が絞り込めず、面接では軸がブレることで、非常に高い確率で転職に失敗するでしょう。


↓ 転職の軸については以下が参考になります。

転職軸をしっかりしないと転職は厳しいです。 | 転職エージェントが語る「すべらない転職」転職軸をしっかりしないと転職は厳しいです。 | 転職エージェントが語る「すべらない転職」 



複数の転職エージェントを利用すべき理由

転職エージェントには、それぞれ得意・不得意分野があるからです。
例えば、リクルートエージェントは幅広く求人案件を保有しているのですが、わずかに業務内容の軸からズレてはいる企業も紹介案件に含まれていました。ただ、結果的には、多くの優良大手企業をご紹介いただきました。
化学業界だとメイテックネクストが強く、自分の知らない優良企業を多くご紹介いただきました。また、自分のスキルを活かせそうな別の業界の案内もありました。ただ、紹介案件総数は、リクルートエージェントの方が多かったです。






2. おすすめ転職サイト・転職エージェント



転職サービスには、求人広告サイトと転職エージェントがあります。
よく聞く「リクナビネクスト」「マイナビ転職」は求人広告サイトで、「リクルートエージェント」、「キャリアカーバー」、「ビズリーチ」は転職エージェントサービスです。

私の場合、上記全てに登録していましたが、求人広告サイトである「リクナビネクスト」「マイナビ転職」は不要でした。理由としては、自分の経歴や志向と関係ない企業の紹介が大半を占めることが挙げられます。

一方、転職エージェントはまず転職者と面談を行い、業務内容、経歴(業務成果・学会経験・特許出願など)を理解した上で、最適な優良企業をご紹介いただけます。経験上、特にオススメは「リクルートエージェント」です。

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キャリアカーバー、ビズリーチはスカウト制のエージェントサイトであり、登録しておくと、多くのヘッドハンターから連絡が来てエージェントの母数を増やすことができます。リクルートエージェントは必須として、念のため他のエージェントも使用すると万全でしょう。


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さいごに

私が学生の頃から現在までに読んだ就活対策本は以下の1冊のみです。


上記の書籍の内容のみで、本記事のような考えに至ったわけではありませんが、私の就職活動に大きな影響を与えたことは間違いありません。

次回は、面接対策についての記事を作成しようと考えていますので、よろしければ引き続き閲覧いただけると幸いです。以上です。