お世話になっております。
DTM速報管理人「ロケットえんぴつ3号」です。

Bauhutte  BM-119(ギタイスPRO) (29)

先日、女声ボーカルロックバンド「はちいろ」さんのミックス依頼をお受けしました。
バンドさんの意向で、当サイトでパラデータを公開させていただくことに
なりました。今回は、このパラデータと、ミックス後の音源データを比較し、
ミックス方法の解説をさせていただきたいと思います。

※パラデータとは
 楽曲において、各楽器を個別に書き出したデータのこと
解説楽曲のパラデータ ダウンロードリンク
Google Drive パラデータアップロード
https://drive.google.com/open?id=0B2m67CZe7NVdeUVaaUhkUExEUXc
※Google Drive。フォルダ内一括でダウンロード可能です。

ミックス処理前後の音源
全楽器ミックス処理後の音源



全楽器処理前の音源 (依頼者様の仮ミックス)


処理前後の音源をお聴きいただき参考になりそうだと判断された場合、
以下の解説をご覧ください。
1. ドラム音源の選定
ドラムセット

今まで、宅録バンドさんから50曲以上のミックス依頼をお受けしてきましたが、
ドラムは打ち込み音源であることが大半です。
ただ、打ち込みだからといって、必ずしも楽曲のクオリティが低くなるということは
ないと考えています。むしろ、スタジオ等でエンジニアなしでセルフレコーディングした
場合は、打ち込みドラム音源の方が良い結果になることが多いのではないでしょうか。

楽曲のクオリティを大きく左右するドラム音源の選定ですが、生ドラム音源の定番として、
FXpansion 「BFD3」XLN Audio 「Addictive Drums 2」TOONTRACK「SUPERIOR DRUMMER 2.0」が挙げられます。少なくともこのいずれかであれば、クオリティは担保され、
他の録音した楽器と良く馴染むでしょう。

今回のご依頼楽曲では、打ち込みでCubase付属ドラム音源が使用されていたため、
生ドラムらしさを出すことが非常に困難でした。よって、MIDIファイルを頂き、
以下のドラム音源で鳴らし、差し替えました。


【おすすめドラム音源】 Superior Drummer 2.0 【メタルコア・ポストハードコア用途】 : DTM速報【おすすめドラム音源】 Superior Drummer 2.0 【メタルコア・ポストハードコア用途】 : DTM速報
※私は、BFD (DEMOバージョン)、Addictive Drums、Superior Drummer、全てを使用し、
比較しましたが、総合的にSuperior Drummerを選択しました。詳細は上記記事ご参照。
2. ドラムのミックス処理
処理前の音源


ベロシティ調整+ミックス処理後の音源



今回行なった処理
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1. ベロシティ調整で生ドラムらしさを出す
生ドラムと比較し、打込みドラムでは音が単調で機械的に聴こえてしまう場合があります。
打込みドラムでも生ドラムらしさを出すために、ベロシティ(強弱)調整という手法があります。

↓詳細は以下の解説記事をご参照下さい。
【ドラム】生っぽく打ち込む方法 ベロシティ編 : DTM速報【ドラム】生っぽく打ち込む方法 ベロシティ編 : DTM速報


2.  コンプレッサーで音に迫力を出す
コンプレッサーは指定の音量を越えないように音を圧縮するエフェクターです。
迫力を出すためには、大きい音 (音量のピーク)のみを圧縮した後、
全体の音量を底上げする方法があります。
今回は、バスドラム/キック、スネアのアタック(音の立ち上がり)に対して、
少しだけ音を圧縮し、全体の音量を持ち上げることで、音に迫力を出しました。

SSL G-Master Buss Comp
今回はWavesの「SSL G-Master Buss Comp」を使用しました。
「Make Up」のつまみを右に回すだけで、簡単に迫力が出る素晴らしいバスコンプです。


3. リバーブで空気感を付加する
リバーブは、センドエフェクトで掛けます。
センドエフェクトは、各楽器でひとつのリバーブを共有するため、
同じ場所で同時に演奏している感じを出すことができます。





ドラムに関しては、打ち込み音源の場合は、音源の選定が最も影響度が高く重要になります。
宅録バンドでクオリティの高い音源を完成させるには、ドラム音源の購入は必須だと思います。

Suprerior Drummer Metal Foundry

ご参考までに使用したドラム音源のプリセットファイルはこちら
https://www.dropbox.com/sh/b0t0bhlhd2e045l/AACLqfLzPCThfmoty-MYMLgoa?dl=0
※使うためには「Superior Drummer 2.0」+拡張音源「Metal Foundry」が必要です。


さいごに
以下の要領でミックス依頼をお受けしていますので、もしよろしければご依頼いただけると嬉しいです。大体、1曲3000~4000円でご対応させていただいております。
また、ご依頼して下さった方には実施したミックス処理のレクチャーもいたします。
お気軽に「管理人Twitter」か、PDF記載のアドレスまでご相談ください。





以上、ご参考になれば幸いです。
※ベース、ギター、ボーカルについては、追って更新していく予定です。