お世話になっております。
管理人「」です。
今回は打ち込みドラムを生っぽく調整する方法を解説致します。
なお、解説は個人的見解に基づくものですので、以下のサンプルを聴いて頂き、
参考に値すると判断した場合ご閲覧下さい。
↑こちらの楽曲のドラムの音作りのためどのようにベロシティを調整したかを解説していきます。
まずは、ドラムを調整なしで打込んだもの(いわゆるベタ打ち)の状態をお聴き下さい。
この状態だと
- ドラムに強弱がないため全体を通してメリハリがない
- スネア、キック、シンバルの一音一音にパワーが足りない
そこで改善点として「ベロシティ(音の強弱)」を調整します。
以下のような手順で設定していくのがコツです。
(DAWソフトはCubaseで解説します。)
- ピアノロール(キーエディタ)上の全てのmidiノートを選択
([ctrl+A]で選択すると簡単です。) - 画面上部「midi」をクリックし、「ロジカルエディター」を選択
- ロジカルエディター画面左上から「standard set1」をクリックし、
続いて「random velocity (60 to 100)」を選択。 - パラメーター1が下限値、パラメーター2が上限値で設定され、
その範囲内でランダムにベロシティが設定されます。
初期設定では、下限60~上限100になってしまいますので、
私はメタルコア用途で力強いドラムにするため、下限110~上限127(最大)に設定しています。
ジャンル・曲調に寄って数値の設定は変更して下さい。
ベロシティ調整を行なった結果、このような画面になりました。
左下の棒グラフがベロシティを表していますが、
全てのmidiノートが一括でランダムに設定されています。
↓実際に聴いてみるとこんな感じ
- 全体的にベロシティ(強弱)が強く、抜けの良い音
- ランダムに強弱がつくため、ベタ打ちに比べ生っぽさが出る
以上のベロシティ調整方法で、簡単に強弱をつけることができます。
本来なら当然、一音一音ベロシティを調整するのが望ましいのですが、
私はドラムのベロシティより他に時間を掛けるべき重要なところが多いという考えですので、
この方法で一括設定してしまっています。
ご参考になれば幸いです。
※使用Vstソフトウェア
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