お世話になっております。
管理人「」です。
今回はニコニコ動画やYoutube等においてよくアップロードされている
「弾いてみた・演奏してみた」動画の作り方を解説させて頂きます。
こちらの管理人が作成したギター、ベース演奏動画をご視聴頂き、
参考になる要素があると判断できる場合、解説記事をご閲覧下さい。
↓
※管理人はバンドでは「やなー」名義で活動しています。
1記事で書くと内容がビジーになってしまうので、
以下の5記事に分けて解説しようと思います。
- 動画撮影方法
- 録音方法
- ミックス方法
- 動画編集方法
- エンコード・投稿方法
それでは今回は「2.録音方法」を解説致します。
本記事では上の動画で実際に使用したライン録りの場合を解説致します。
①録音に必要な機材
- パソコン、DAWソフト
- 楽器(ギター、ベース)
- アンプシミュレータ
- オーディオインターフェイス
- ヘッドホン or スピーカー
DAWソフトについて
DAWソフトはDigital Audio Workstationの略で、録音、打込み、ミックス、マスタリングが1台で可能です。
フリーソフトであれば、Studio Oneが割と使いやすいと思います。
ただ、有料ソフトの方が使いやすく機能制限もないためおすすめです。
管理人は安定性と使用感からCubaseを選択。
パソコンについて
DAWソフトの動作環境を満たしていれば問題ありません。家電量販店よりもBTO(受注生産)の方がパーツ、ソフトを
選択可能なので、低価格で済みます。
個人的にはをおすすめ。
コストパフォーマンスが高いです。
管理人の使用PC
価格 : 163,300
型番 : HP ENVY 700-270jp/CT
OS : Windows7
プロセッサ : Core i7-4770 (3.9GHz/4コア)
メモリ : 32GB
ストレージ : 3TB
楽器について
楽器(エレキギター/ベース)に求められる最低要件としては以下が挙げられます。- シールドを繋いだ際、電磁誘導ノイズやガリノイズが乗らない
- 弦が錆びていない
- ネックが反っておらず、オクターブチューニングが合う
次に、最低限よりステップアップした良い音で録音する場合、
ある程度価格の高いギター/ベースが必要です。
高いギターと安いギターの違い
- 材料費 (木材、パーツ、ピックアップ)
→音に影響が大きい因子 - 弾きやすさ
- ブランド
- 生産本数、流通量
目安としては、10万円以上で良い材料、弾きやすさは満足されると思います。
木材が良いとネックが反りにくいため、チューニングが狂いにくい。
また、鳴りが良くなります。
次にピックアップが良いとある程度の出力を維持でき、
また、ギター/ベースに必要な帯域の出音が得られます。
ブランドは有名だとハズレを引く確率が低くなるので、
良いギターの目安になります。
生産本数、流通量は少ない程高価格(プレミア価格)になります。
ここは個人のこだわりです。
管理人の使用機材
ベース
http://www.fujigen.co.jp/lineup/ncjb20r.asp (公式サイト)
Seymour Duncanピックアップ・ USA製パーツを採用し、塗装はトップラッカーフィニッシュ。
またブリッジには、音の伝達性に優れたHIP SHOT TYPE-Bを搭載。
上質の木材にこだわりのパーツを搭載した、NCJBモデルの上位機種です。
コストパフォーマンスの良いこちらのベースを購入しました。
楽器屋で試奏して、弾きやすく、出音が好みでした。
価格は10万円程度。
アンプシミュレーターについて
アンプシミュレータとは、ギターをアンプ/キャビネットを通したときに得られる音を
再現して出音する機材です。
本来ギターらしい出音を得るにはアンプ/キャビネットを通した音を
マイクで録音する必要があります。
ただ、アンプ本来の特性を発揮するためには、大きな音量を出す必要があります。
そのため、スタジオ等防音設備でレコーディングをしなければなりません。
しかし、このアンプシミュレータを使用することで、
部屋にはエレキギターの小さい生音、
録音される音はアンプを通した爆音となります。
アンプシミュレータの出音とギターの生音の比較です。
↓
管理人の動画では、
ギター用にはLINE6 POD HD
ベース用にはLINE6 POD X3
を使用しています。
POD HDとPOD X3の違いは、アンプモデルが異なる点です。
どちらもギター、ベース両方のアンプモデルが搭載されていますが、
私はこだわりで使い分けています。
オーディオインターフェイスについて
オーディオインターフェイスとは、
ギター、ベース等楽器の音=アナログ信号を、
デジタル信号に変換処理してPC上に録音する機材です。
またゲインを増幅させることも可能です。
つまり、AD/DAコンバータとプリアンプが一緒になったものです。
各社が販売しているオーディオインターフェイスによって、
録音時、アナログ信号をデジタル信号に変換する際の
解像度(レゾリューション)とサンプリング周波数が異なります。
また、プリアンプの品質、キャラクターも異なります。
これが音の違いに影響します。
上記で紹介したLINE6 POD HD/ POD X3であれば、
AD/DAコンバータが搭載されているので、
オーディオインターフェイスは不要です。
管理人の場合は、オーディオインターフェイスにこだわっているので、
PODのコンバータは使用せず、こちらを使用しています。
ヘッドホン or スピーカーについて
DTM用途のヘッドホンは、一般的なリスニングヘッドホンと異なるモニターヘッドホンというものが推奨されます。
モニターヘッドホンの特徴として、以下のようなことが挙げられます。
- 音に色付けが少なく原音に忠実
- 再生される周波数特性がフラット
- 音の定位が明確
- 音の解像度が高く、全ての楽器が聴き取りやすい
- 耳コピがやりやすくなる
- 自分の演奏の粗が聴き取れる
- 音作りが正確にできる
定番モニターヘッドホン SONY MDR CD900ST
多くのレコーディングスタジオで使用されている業界標準
スピーカーについても同様の理由でモニタースピーカーというものが推奨されます。
まとめ
アンプシミュレータを通した楽器のアナログ信号を
オーディオインターフェイスでデジタル信号に変換してPCに録音します。
このとき録音される音はヘッドホンあるいはスピーカーからモニターすることができます。
※LINE6 POD X3, POD HDはADコンバータが搭載されているので、
別でオーディオインターフェイスを使用しなくても問題ありません。
②録音時のコツ
- 録音前にしっかり練習し、演奏ミスしない
- 正しくチューニングする
- 音割れしない範囲でできるだけ大きな音で録る
- ミックスで大きく音を変えなくて済むような音作りをする
参考までにLINE6 POD HD / POD X3を使用した音作りのまとめ記事はこちら。
ギター
ベース
次回は録音した音声を編集するミックス編を解説致します。
以上です。
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