いつもお世話になっております。
DTM速報管理人の「ロケットえんぴつ3号」です。

バンドでは主にベースを担当しており、
最近ベースの音作りのやり方が固まってきたので、情報展開させて頂きます。(2014年7月現在)
あくまで私の好み、考え方による個人的な方法なのでご承知おき下さい。
また、ベース単体で良い音にする目的ではなく、オケ全体として良い音にすることを目的とした音作りです。

音源
まずは音源を聴いて頂いて、参考に値するか判断をお願いします。
モニタースピーカーをお持ちでない方は、ヘッドホン推奨


ジャンル : メタルコア、Djent

↓Disordered System / Myosotis - Short ver. (with Lyrics) 


↓Disordered System / Bare The Fangs




もし気になった方はダウンロードして聴いて頂けると嬉しいです。
Disordered System_iTunes
Disordered System - iTunes





機材
上記音源は全てこちらの機材を使用しています。

FGN NCJB-20R (2)

LINE6 POD X3 DTM速報


ベース本体


ベース弦





ピック


シールド



ベース マルチエフェクター/アンプシミュレーター/オーディオインターフェイス




音作り
録り音はLINE6 POD X3のGear Boxというソフトで音作りしています。
POD X3にはDUAL TONEという機能があり、
これにより2種類のアンプ/エフェクトを混ぜて使用可能となっています。

私は以下の2つの音色を混ぜて使用しています。

1. Djent Bass L
ロー(低域)からローミッド(中低域)を上げ、ベースの必要な音域・帯域をしっかり出す
オーバードライブを10%程

Djent Bass L


2. Djent Bass R
ミッド(中域)からハイ(高域)を上げ、バキバキした音を強調
オーバードライブを10%程

Djent Bass R


上に張ってある音源に関しては全てこのプリセットで録音してあります。





このプリセットで取った録り音の帯域はこんな感じ

ベース帯域

強調・カットしている音域の役割としては、
80Hz以下→バスドラム(キック)を目立たせるためカット。
90-200Hz辺り→低域のボリューム感を強調。低音の輪郭・ベースラインが聴こえる帯域。
1000-2000Hz辺り→ボーカル等他の楽器に譲る帯域。出過ぎないようにする。
2000-4000Hz辺り→カットするが、ルート弾きでも音抜け良く聴こえるように残す。バキバキした音。

※ギター、ドラム等他の楽器の音作りによって大きく変わるので注意!





参考
2ch まとめより
ベースの周波数帯域による役割はこちら↓
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:32:29.13 ID:oFTcmmg10

80Hz以下

聴くというよりは身体で感じる帯域。バスドラとの兼ね合いで何処かを削った方がいい
概ねバスドラのピークは60~80辺りにあることが多い

80~200Hz

耳で音階が分かる感じの低音。パライコとかのいわゆるローはこの辺りだと思えばいい
ブーストで耳辺りの良いまろやかな音、カットで前に出る音になる

200~400Hz

いわゆるローミッド
320Hzを中心に、ブリブリした音の成分がある。
ベースにおいてはサウンドキャラを決定する重要な帯域

400~700Hz

いわゆるミッド
ここをカットするとマーカスのような典型的なドンシャリサウンドが得られる
ブーストする場合はリア寄りのピックアップが相性良し

700~1kHz

いわゆるハイミッド。
ちょっと押しが足りないとか、物足りないと感じるときはここをブーストすると良い場合がある。
男性ボーカルの抜けにも関わってくるので操作は慎重に

2kHz

フレットノイズがこの帯域にいる
カチカチうるさいなら迷わずここをカット
また、女性ボーカルの張り出した感じはこの成分に依存するので
ボーカルが女性のバンドはカットした方がいい結果になることが多い

4kHz

音のきらびやかさや艶に関係する
カットすると、耳あたりは良いがやや埋もれ気味な音になる
歌ものではカットも有用。シンバルの主要音域もここ

8kHz

スラップした時の前に張り出す感じをここで調節できる(マーカス・ミラーはここをよく強くしてる)
直接的なギラギラ感は4kHzでいじればいい。ここは音の前後間隔を決める
前に出したいならブーストすべき

8kHz以上

可聴域ではあるが、ここも既に体で感じる領域になってくる
とはいえ、耳の鼓膜はしっかり振動しているのでブーストしすぎると訊き疲れする
まぁ、空気と思っていい

ベース録り音時の音作りは以上です。
参考までにPOD X3のプリセットのバッチファイルをアップロードしておきます。(.l6t 拡張子)


■ POD X3 音作りバッチファイル ダウンロード

※LINE6 POD X3をお持ちの方のみ使用可能です。

https://www.dropbox.com/sh/b0t0bhlhd2e045l/AACLqfLzPCThfmoty-MYMLgoa?dl=0





参考書籍














最近1年位はずっとこんな感じの音作りでやってます。
DTMを始めて3年程でようやく自分のスタイルができたのでしょう。

レコーディング後のミックス処理の方法はこちら

【メタルコア曲】ミキシング方法 「ベース編」 : DTM速報【メタルコア曲】ミキシング方法 「ベース編」 : DTM速報


簡単になりますが、以上です。